「ツェルト」という緊急避難グッズがある。 1〜2人用の超簡易テントで、緊急避難しつつも頭から出して、外の様子を知ることができる。 春からの登山シーズン、いざというときのために、ツェルトを使う練習をしておきたい。
(加藤まさゆき)
これがツェルトだ
夏山だけの登山者でも、いざというときのお守り代わりに1個持っておくといいらしい。
しかし、ツエルトの説明書にこう書いてある。
そうだ、これはお守りではない。 正しい使用方法を実践できてこそ、ビバーク(緊急避難)が必要なシーンで役に立つのだ。必ず練習するように書いてある。
どれ、広げてみようか。
すごい、この面積のものが、あのサイズに凝縮されていたのか。さすが7000円もしただけのことはある。 緊急時には、これに身を包んで避難するとのこと。 早速かぶってみよう。
何と表現していいかわからない。
なんだろう。この写真に対する吐き出しがたい感情は。 何と言っていいかわからない。
一つ言えることがあるとすれば、昔好きだったファミコンに、こういう敵キャラがいたな、ということぐらいである。
構造は理解した。 あとは屋外で携帯し、実際にビバークする練習をしてみたい。 真冬、2月の某日、僕は都内のある山に向かった。