実は日本人が考えたものらしい。

フォーチュンクッキーを知らない人もいるかもしれませんので、最初にちょっと解説。

中華料理の店でよく出される物なので、中国で考え出された物と思われていますが、実は日本人が考え出したものだそうです。サンフランシスコで日本庭園を設計し運営していた庭師の人が、茶室で客に提供したのが始まり。

そして、第二次世界大戦後に幾つかの中華料理店がこの菓子を提供するようになって広まっていったそうです。意外な事実。

生地作りは簡単

では、フォーチュンクッキーを手作りしてみましょう。

使う材料は薄力粉50g、無塩バター30g、卵白2個分、グラニュー糖60ｇ。これで15個ぐらい作れます。他に必要な物は中に入れる紙。あと、焼く時にオーブンシートを使います。

クッキー生地はまず卵白を白い泡がたつ程度にほぐし、グラニュー糖を入れて混ぜます。続いてふるいにかけて薄力粉を入れ、粉っぽさがなくなる程度に混ぜたら融かした無塩バターを入れる。あとは滑らかになるまで混ぜて出来上がりです。

クッキー生地が出来たら中に入れる紙を用意します。普通のコピー用紙で十分です。1枚のクッキーは直径10cmぐらいに広げるので、折り畳んでそれに包める程度の大きさになるのなら、サイズも自由です。

まずはこんな言葉を入れてみました。

「一生幸福」。そうでありたいですね。そんな運勢引き当てたい。

折りたたむのは凄く熱い

では、中に入れる紙が準備できたら生地を焼いていきます。

180度に暖めたオーブンの天板にオーブンシートを敷きます。オーブンシートの上に、大サジ1杯程度の生地を垂らして薄く丸く広げる。それを5分ほど焼きます。

ここからが勝負所。生地の周りが焼けてきたら紙を生地の中心に置いて素早く折りたたみます。熱いうちは柔らかいので折りたためるのですが、直ぐに冷めて硬くなるのでスピードが命。

上手く紙を中に入れて折りたためたら、軽く押さえて暫く置きます。

冷めて硬くなればもう折りたたんだ部分が開いてくる事もありません。フォーチュンクッキー完成です。曲げればクッキーが割れ、中から運勢の書かれた紙がちゃんと出てきます。

ということで、こんな風にフォーチュンクッキーは作られます。最後の折りたたむ所以外はとても簡単です。色々なメッセージを書いてちょっとしたサプライズ用のプレゼントなどに使うと楽しいかもしれません。

ただし、サプライズで黙って渡すときは、紙を少し飛び出させておくといいでしょう。知らずに紙ごと食べられてしまうと、驚きよりも怒りを覚えさせることになります。

では、最後に。皆さんの運試し用に5つのフォーチュンクッキーを用意してみました。好きなものを1つ選んで番号をクリックしてみてください。あなたのホワイトデーの運勢はいかに！