3月12日、13日の二日間、「豆腐フェア」というのが開催される予定だった。 しかし、東北地方太平洋沖地震の影響で中止になってしまった。 状況を考えると中止はやむを得ないと思うが、残念だ。 であるならば、僕がひとりで開催しよう。
(工藤 考浩)
豆腐フェアってなんだ
開催予定だった「豆腐フェア」の公式ページ(→こちら)には「全国の豆腐や油揚げが大集合! まさに豆腐の祭典。」とある。 大集合、祭典。 うん魅力的だ。 「おとうふ大使」がやってきたり、「若手豆腐職人と女子大生のコラボスイーツ」というのも興味深い。 主催の全国豆腐油揚商工組合連合会に電話して(電話口では「はいゼントウレンです」といっていた、かっこいい)、取材申し込みをしていたのだが、中止となってしまった。
俺が開催するぜ
高校の時、定年退職になる先生があいさつで「暗ければ自分で灯しなさい」といっていたのを思い出す。 その言葉の意味とあっているのかどうかはやや疑問もあるが、豆腐フェアが中止になったのなら、自分で開催すればいいのではないだろうか。 自分の家で精一杯できる限りの豆腐フェアを開催することが、……何かにつながるとは思えないが、僕のためにはなる。
豆腐が品切れ
お米とかカップラーメンが買い占められて品切れになっているのは知っていたが、まさか豆腐まで品切れとは。 たぶん買い占めじゃなくて、豆腐工場の人が出勤できなくて品薄なだけなんだと思うが、それにしてもびっくりだ。 棚に残っていた豆腐をカゴに入れたが、豆腐を買い占めてどうするのだという、ちょっとめずらしい人みたいになってしまった。
まずは手作り豆腐体験
豆腐のイベントといえば、やはり手作り豆腐は必須だろう。 手軽にできるらしいので、試してみよう。
簡単だ
噂の通り手作り豆腐作りは簡単だった。 豆乳に1%のにがりを入れて、かきまぜて、様子を見ながらチンするだけだ。 説明にもうすこしページを費やすかと思ったが、写真3枚でおさまってしまった。
うまい
しかも、できあがった豆腐はびっくりするくらいおいしい。 甘くてとろりとしている。 作ってみるまでは、素人がつくるよりプロが作ったものの方がおいしいに決まっていると思っていたが、なかなかの出来だ。
冷や奴と湯豆腐どっちがうまいのか
手作り豆腐体験会は盛況に(僕一人だが)終わった。 続いては永遠の命題である、冷や奴と湯豆腐どっちがうまいのかを探るシンポジウムを開こう。