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ひらめきの月曜日
 
「おかずですよ」は作れるような気がしてた

さあ、作るわよ!

なべに、ごま油、サラダ油、鷹のツメ、ショウガ、ネギを入れ、


 

弱火で2分、「香味油」を作る。

 

油に香りがうつったら、鷹のツメ、ショウガ、ネギは取り出します。

エシャロット、にんにく、タマネギをみじん切りにする。


 

これを香味油に入れて1分ほど加熱。

 

さらに牛肉を入れる。

 

赤い部分がなくなるまで加熱

 

火を止め、ナベの中に、とうがらし(粉)、白ごま入れ、ごま油をさらに足す。

 

火を止め、コチュジャン、醤油、煮詰めたパイナップルジュール(無ければ砂糖)、 みりん、お酢、かつおぶし、塩を入れて、味を調整する。

見かけはそっくりなんですが、どうでしょうか。

ゴハンにかけて、食べ比べてみました。
まずは「おかずですよ」。
うん、うん、美味しい。
「食べるラー油」と比べると、肉とかつお節の味が濃厚で、タップリ感がある。ゴージャスだ。

では自作「肉入りラー油」。
おっ。
ぶっちゃけ、美味しいじゃないの…。
おかずですよのほうがコッテリした味がするけれど、 味の方向性は同じ、だと思う。

私が料理が上手いわけじゃなくて、
油、肉、かつお節、醤油、薬味、と、
味が決まりやすいものばかりが入ってるから、何をどー混ぜても、食べられるものにはなるワケだ。
普通の「食べるラー油」に、にんにく、タマネギ、牛肉を足しても、こういう味になると思う。

で、
作った翌日、自信まんまんで、友人に食べさせてみた。
しかし。

「似てるけど違うわねえ〜。
アンタの作ったものは、焼肉みたいな味ね。瓶詰めはもっとコッテリしてるわね。
家で作る醤油ラーメンと、店で食べる醤油ラーメンくらいの違いがあるのよねえ。
瓶詰めのほうの、このコッテリ感は何なのかしらね。
川越達也シェフの弟子あたりが、きちんと味を構築させて、裏でプロデュースしてるんじゃないの。わかんないけど。だって840円もするんでしょ。
でも日常食じゃなくて、オミヤゲ用に開発されたものなのよね? まあ妥当な値段かしらねえ。
あと、手作りのほうは、日持ちしないんじゃない? アンタさっさと食べなさいネッ。」

と、コメントされた。アタタタ。

しかしまあ、半保存食なので、この「肉入りラー油」は、結構もつと思う。
この通りには作らず、ありあわせの薬味で作っても、たぶん大丈夫。肉も、牛でなくても、豚挽肉なんかでも。
お米がなくても、スパゲティに使ってもウドンにぶっかけても、美味しいと思う。

記事『勝浦タンタンメン紀行』より。ラーメンにぶっかけたら、こういう感じになるかも。

何かと便利ですよ、自主製作版「おかずですよ」の肉入りラー油!

しょうもないバラエティを見ながら、
「なんだこりゃー」
とテレビに突っ込みが入れられるような毎日が、はやく日本中に戻ってくればいいな、と思います。


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