僕はとんでもなく恐ろしいものを造り出してしまった。
この電気を売れば大もうけは確実だけど、やかんの水がなくならないように常に見張っていなければならないし、その間じゅうずっとやかんのピーピー音を聞いていなければならないのだ。これでは気が変になってしまう。
ガスももったいない。
ダム好きなのにダムの存在価値さえ奪いかねないこの装置、表に出すわけにもいかない。もう片づけてしまおう。
と、やかんの水を流しに捨てようと思ったとき、もうひとつ思いついてしまった。
上から下に流れる水をタービンに当てて回すと水力発電になる。手作りタービンにやかんの水を当てたら発電しないだろうか。
めちゃくちゃ発電する!
やかんの水を流しに捨てるとき、水流に手作りタービンを当ててみた。おお、水でも回る回る! |