猫の裏側、それはロマン

猫を裏から見る、というまったく新しい視点を提案してくれたほそいさんに、猫とのつきあい方の極意みたいなものを聞きました。

「裏から猫を見てみよう（ほそいあや）」

--裏から見るっていう発想はなかったですね。猫もさすがに想定していなかったんじゃないでしょうか（安藤）

（ほそい）頼んでもないのに自分から腹を見せてくる猫もいますよね。この場合は存分にさわらせてもらえばいいのですが、自発的にひっくり返らない野良猫のほうが多いので、見えたときにありがたさが爆発する部分だと思いますよ、裏は。

私はそんなロマンを追求させてもらったけど、猫のほうは特になんとも思ってないようです。

--柄的にはどの猫が裏から見て一番見応えありました？

個人的には、白ベースに部分的に柄が入っているのがすてきだと思いました。

この公園には茶トラが少なく見ることができなかったので、いつか見てみたいですね。あと、黒い猫はカメラが写り込んでしまうので難しいです。

--あの箱、ほかに使ってみたい動物とかいますか

乗ってくれる動物ならなんでも使ってみたいですね。アヒルとか可愛いですよねきっと。

魚ならカレイとヒラメを並べてみたいです。

--先日榎並さんと猫を追いかけたことがあったんですが、まったく警戒を解いてくれませんでした。野良を懐柔するコツとかってあります？

頑張ればさわらせてくれる可能猫と、頑張ってもダメな不可猫がいますね。

どうやっても5メートル以内に近づけない猫は不可猫と予想されるので諦めるしかないです。5メートル以内に近づける猫であれば、興味ないふりをしていちど通り過ぎたり、猫のむこうに目的物があるふりをして視線を合わせないようにして徐々に近づきます。

近づくときは、できるだけ姿勢を低くした方がいいです（私は知らぬ間に完全に寝そべっていて車にひかれそうになった事があるので寝そべる場合は注意）。

猫が警戒心を出したらいったん遠ざかったり、通り過ぎたりします。「三歩進んで二歩下がる」で距離を縮めていって、人さし指を出して匂いをかいできたらあと少し！舌を鳴らしたり、いい天気ですねーなど適当な事をつぶやくと沈黙してるよりも心を開いてくれることがあります。

話しかけながらゆっくりと人さし指を首の下に入れて撫でましょう。最終的に、尻尾の根元をかるくたたけるようになってしまえばその猫はもうあなたの虜です。

猫によっては時間がかかります。コツは「待つ」事かもしれませんね。