おすすめは都電「面影橋」コース
いちばんいいのは路面電車の都電荒川線「面影橋」から歩くコースだ。 山手線の大塚から乗り換えてくるのがいい。
目白の丘を、トコトン、トコトンと降りてきた先に、神田川の桜が広がる。 あとは川に沿って歩き、桜を眺めればいいのだが、ここで鑑賞のポイントを説明しよう。
1.小さな橋を楽しもう
この付近の神田川には、こまめな間隔で小さな橋が架かっている。
この橋の中央から見る桜と、神田川の渓谷の眺めが素晴らしい。
少し歩いては橋を渡って、中央から眺め、また歩きと、優雅なリズムで桜と渓谷を眺めることができる。
2.沈んでるゴミを楽しもう
神田川は、ありていに言えば排水路なのでお世辞にもきれいとは言い難い。
しかし、そのぽんぽんと放り投げられているゴミを眺めつつ桜を眺めるのも一興である。
ところで1995年、オウム真理教に関連して起きた警察庁長官狙撃事件のピストルが捨てられたのも、この川だったとされている。当時、興奮して捜索を野次馬に行ったが、結局ピストルは見つからず、事件は時効となった。 あのピストルはいまでもこの川に眠るのだろうか。
3.首都高を楽しもう
後半、首都高の出口と川が並走する部分があるので、首都高と桜、同時に眺めることができる。 僕は首都高を走るのも眺めるのも大好きだが、桜も一緒に眺められるのは格別のぜいたくだ。
うむ。 さて、ここでちょっと寄り道スポットを紹介しよう。