3頭身になった
まあそんな、思い出とは言わないまでも教訓の詰まったイヤフォンではある。それがいま、ミニチュアになった。
正面から見たザリガニの顔に少し似ている
各パーツのサイズはそのままなので、厳密な意味でのミニチュアではない。でも形がデフォルメされていて、むしろかわいい。あたまはそのままで8頭身が3頭身になった感じで、マスコットっぽいのだ。
正直それほどの愛着もなかったイヤフォンだが、加工してかえって愛着が湧いてきたぞ。
超ミニ
オーディオ機器に挿してみると、なんだかカタツムリっぽい
ちなみに細かいところだが、左右の長さも変えておいた。元々首の後ろに回すタイプのイヤフォンで、右の方が長かったのだ。
こういう細かいこだわりが、モノへの愛着の現れである。
苦楽を共にしたキーボード
ここまでは軽い肩慣らし。本当にミニチュア化したかったのは、実はこっちの方だ。
前の職場では支給されるPCがノートPCだったので、キーボードが打ちづらく、僕は外付けのをつないでいた。その時に使っていたのがこれだ。
今どき見かけないこのプラグ。変換アダプタをつけて使っていた
このへんの特徴を生かしつつ、全体を小さくしていこう。考えた末、こういうのを思いついた。
ASDZXCの6キーだけのキーボードだ。枠もちゃんとこのキーボードから切り出す。かなりかわいいキーボードになりそうだ。
キーボードのスイッチがすごい
まずはキーボードを分解するところからスタート。
カバーを開くと
いきなりシリコンの部品がバラバラ大量に落ちてきてびっくりした。どうもこのお椀状のシリコンが、キーを押し戻すバネになっているみたいだ。
さらに感心したのがこれ。
よく見ると3枚重ねになっている
シートは3枚重なっていて、1層目と3層目にそれぞれ接点がついてる。2層目はプリントのないただのシートで、接点のかわりに穴が開いてる。
ふだんは2つの接点の間に2層目が挟まっているので、その厚みで1層目と3層目は触れあわない。でもキーが押されると1層目が押し込まれて、穴を通して3層目と接触してスイッチがONになる、というしくみ。
わざわざ図にするほどのことでもないのでは、という気もするけど
無理にハンバーガーにたとえると、中のハンバーグがドーナツ型になっていて、強く掴むと穴の部分で上下のバンズがくっつく、という感じである。そんな状況ないけど。