ハチ研究家のスゴイ研究成果
実はこのハチ博物館、近くに住むハチ研究家・富永朝和さんというおっちゃんが長年研究したハチの習性を利用して、変わった場所や変わった形状に作らせることに成功したキイロスズメバチの巣を展示している博物館とのこと。
しかし、どういう習性を利用してこんなへんてこな巣を作らせたのか気になります。日によっては富永さん自身が来館していることもあるらしいんですが、この日は残念ながらいなかったので、受付のお姉さんに話を聞いてみることに。
ははあ、通常サイズの巣をたくさんくっつけることによって、巨大なのや長ーいのを作ってるってことなんですね。
それにしても、あの「ハチ」っていう文字を浮き上がらせるのは、この方法では無理そうですが……。
なんと、文字に関しては「この辺に」という感じで、ハチを自分の手で誘導して、その部分だけ巣の材料を多めに盛らせることによって「ハチ」という文字を浮き上がらせているんだとか。
「手で」って……こりゃまたものすごく根気のいりそうな作業。
しっかし、スズメバチって刺されて死んじゃう人もいるくらいデンジャラスなハチだって聞きますけど、こんなことやってても大丈夫なんでしょうか?
思い通りのハチの巣を作るために、自らの身体をハチの毒に慣れさせているとは……恐るべき研究者魂!
その後も、受付のお姉さんと「世界最長のハチの巣、すごいですよねー」などと話をしていたのですが、
「ああ、でも今は『蜂天国』っていうところに、もっと長い巣があるんで世界一じゃないんですけどね……」
というショッキングな情報が……ええーっ!
しかもその「蜂天国」も同じ長野県にあるとのこと。コレは行くしかないでしょう!
●ハチ博物館 長野県上伊那郡中川村大草4489 【電話】0265-88-2033 【営業時間】9〜17時 【定休日】毎月第3水曜日、不定休あり
おまけ
ハチ博物館には、ハチ以外にもこんなイラストが展示されていました。どうしてハチ博物館なのにピエロにスキーのイラスト? と思ったら。
ウギャーッ!
近付いてみたらこのイラスト、ハチを並べて描かれているじゃないですか。き、気持ち悪い!
ボクの大好きな「ドラえもん」も……。
ひいいいいいいっ!
みっしりとハチの死骸が……。ハネだけ使っている部分、本体を使っている部分などで色分けをされている凝った作も気持ち悪い。
このかわいいイラストももちろんハチで描かれているワケなんですが。
「トン助&ミリー」じゃないだろうと……。
チップ&デールですよねぇ、明らかに。