透けてりゃもう何でもいい
もうこうなったら最後の頼みの綱、「おゆまる」である。お湯につけてふやかすと、かなり自由度の高いプラ粘土になる。これを流し込むというより押し付ける作戦だ。
皮の少ないのより皮厚の、専門店より屋台で売ってる鯛焼きが好きだ。もっと言えば皮が好きだ。鯛焼き買って帰る道すがら、ちらと袋を開けて立ち上る、焼けた皮の匂いを嗅ぐ。たまらない。でも皮だけではダメで、いずれは中の餡子に会える安心があればこその皮だ。
だから、今回透明化した鯛焼きは、好きな部類に入る。スーパーの名前をラベルに書いて保存し、いつでもあの鯛焼きを買えるよう、覚えておきたい。