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ロマンの木曜日
 
長い橋やトンネルを歩いて通る友の会

お台場と言えばあの橋

次に一行がやってきたのはお台場。お台場で橋と言えば誰もが思い浮かべるのはレインボーブリッジだろう。



大きな地図で見る
スカイツリー以前の東京代表ランドマーク

いつもは車やゆりかもめであっという間に通り過ぎてしまうあの巨大な橋を、自分の足で渡ることができるのはあまり知られていないと思う。


東京で浮かれた名前の駅ベスト3に入ると思う
プロムナードに向かって歩いて行く

レインボーブリッジは長さ798m、海面からの高さ52mの吊り橋で、上段を首都高速、下段を新交通システムゆりかもめと一般道が通っている。一般道の両脇にはレインボープロムナードと名づけられた歩道があって、歩いて渡ることも可能なのだ。

なんて、友の会会員にとっては常識だけど、実際にその迫力のある姿を目にするとやっぱり息を呑む。かっこいい橋だ。


これからあそこを歩いて渡るのだ

埋め立て地に作られた人工海岸沿いの道を歩いて橋のたもとまで来ると、レインボープロムナードの入口がある。お台場が開発されだした頃は有料だったけど、ふつうにマンションが建ち並ぶ今では無料になった。でも通れる時間に制限はあるし定休日もある。生活道路として普段使いするのは難しそうだ。


雰囲気は生活道路ではなく観光アトラクション
夜間は閉鎖だし定休日もある

レインボーブリッジを歩いて渡る

入口のゲートを抜け、橋に向かって伸びる通路を歩いて行く。やや上りのきれいな通路が、遊園地のアトラクション乗り場に続く道みたいでテンションが上がってくる。すると、橋に取りつくあたりで道が2手に分かれた。北側と南側どちらの歩道を歩くか選べるらしい。


やばいどきどきしてきた
ここで選べって、選べないよー

さんざん迷って、橋の南側を通る歩道を選択。いよいよ車やゆりかもめが通るのと同じ場所に向かう上りが始まった。


いよいよ感あふれるこの道すじ!

上を車が走る道路橋が目の前に迫ってくると、ふだんは見ることができない橋の裏の構造や、橋と橋脚の接点のディテールを間近で見ることができる。これこそ歩いて通る醍醐味だ。高速で走る車に合わせた緩いカーブのラインがとても美しい。


橋脚と橋桁をつなぐこの部分が好きだ
車ならではの緩いカーブが美しい

橋の外に目を移すと、お台場という地名の由来になった、ペリー来航に備えて作られた台場の跡と、お台場海浜公園の浜辺が一望できる。特に、海に面したお台場の街並は、一瞬どこのリゾート地だ、と思うくらい別世界だった。


台場の中が公園みたいになってるの知らなかった!
この街並ちょっと浮かれすぎてやしませんか

肝心の歩道は、ちょっと狭いけど坂は緩やかで歩きやすい。辺りを見回せば、ハイスピードで横を駆け抜ける車、真ん中を行き交うゆりかもめ、次々と見どころが現れる橋の構造物や海辺の景色など、まったく飽きることがない。


橋は立派だけど歩道はちょっと狭い
歩道のすぐ脇を一般道が通る

ゆりかもめは金網で囲まれた中心部を通る
橋を吊っているワイヤケーブルがすぐ目の前に!

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