これがバランなのだ。パッケージに「バラン」って書いてあるのだからバランなのだと思う。
いや、ちょっと待て!
「バラン」っていうのは誰かが「おーい、これ、バランだから」って言ったらバランってことでいい物なのか。「ああ、はいはい、これバランなんですね」ってそんな素直に受け取っていいのか。
社長が会社に愛人連れてきて「今日からこの子、秘書にすっから」って言ったら社員は黙って見てていいのか。そんな言ったもんがちみたいなことでいいのかバランは。
冷静になろう。だって、これ絵が書いてあるビニールじゃないか。
バランってのは、こう、緑のギザギザしたプラスチックで寿司とかに入ってる、あれだ。絵が描いてあるビニールじゃないだろう。
バラン買い集めました
100歩ゆずって愛人が社長の秘書になるのは許そう。会社ってのはそういうもんだ、仕方ない。でもバランが絵が描いてあるビニールだってのはどうかと思うのだ。
方々をまわってバランの現状がどうなっているのか、買い集めてきた。
抗菌という新たなる使命
まず分かったのは、バランは仕切りや飾りだけじゃなく、「抗菌」という新たな使命を担い始めているということだ。 |