毎年5月に山口県で250km走るマラソン大会が開催されています。「山口100萩往還マラニック大会」と言われる大会です。48時間の制限時間で、250kmの距離を走ります。
今まで何回が出場したことがありまして、今年久しぶりに走ってきました。今回はその時の様子をレポートします。
(馬場 吉成)
山口県をグルッと一周
先ずは萩往還250kmマラニックのコースをザックリと説明します。スタートは山口県庁裏の瑠璃光寺です。そこを5月2日の18時にスタートしてまず山口駅方面へ向かいます。
川沿いを暫く走ったら北へ向かい山を越えて日本海側まで走ります。日本海側沿いを走って、途中山を越えつつ萩に出ます。萩を少し越えて戻ってきたら萩往還道を南下してまた山口に戻ればゴール。制限時間は48時間です。
詳しい通過ポイントなどは大会オフィシャルページに出ているのでそちらを見てください。
>マラニックの部 A250km コース
昨年出場した「さくら道270kmウルトラ遠足(とおあし)」は名古屋から金沢までの1本道でしたが、今回はグルッと1周になります。上り下りが激しく急な箇所も多いので、かなり厳しいコースです。
エントリーは429人
萩往還マラニック大会は3つの部門が開催されます。250km、140km、70km。あと、35kmの徒歩の部門がありますが、これは子供も参加出来るイベントです。
そして、今回の250km部門は定員が増やされたので、最終的に429人がエントリーしていました。一応制限時間はあるものの、競技性は無い大会なので順位の表彰などはありません。それぞれのペースでゴールを目指します。
ちなみに、背負って走るザック内には着替え、防寒着、雨具、代えのタオル、摩擦防止クリーム、サプリメント類、応急処置用医薬品、ポケッティッシュ、バッテリー類、ライト、点滅灯、財布、音楽プレーヤー、方位磁石、地図、コップ、水、食料などが入っています。結構重い。
いよいよスタート
前泊して山口に入ったので、当日はギリギリまで宿で寝ていて受付会場に移動しました。受付を済ませ、スタート3時間前の説明会まで荷物預かり所で更に仮眠。スタートしたら2日間ほぼ寝ないで走るのでなるべく体を休めておきます。
スタートは50人程度が2、3分毎にスタートするウェーブスタート形式です。後からスタートしてもゴール制限時間がスタート時間から計算されるので問題ありません。しかし、途中の関門時間は時刻通り。参加人数も多く、途中のエイドの混雑を考慮して第1ウェーブでスタートしました。
ということで、これから48時間ほぼ寝ないで走ります。幻覚あり。寝ながら走っての転倒あり。胃腸不良、酒の誘惑、寒さ、暑さ、眠さ、出会い等々。色々ある楽しい大会でした。
まずは初日の夜間走行。川沿いを走った後、山を越えて日本海を目指します。