ぼんやりとした「見てきて」
続いての見てきては、指示がものすごくぼんやりとしている。
タイトルがあいまいですみません。4歳まで過ごした場所です。その当時は田舎でしたが、畑や田んぼが埋め立てられたりし始めてました。今はさぞかし街になってるのでしょうね。住所がはっきりしないので見てきてもらいづらいかもしれませんが街の様子がだいたいわかればうれしいです。
イトーヨーカドーに
姉ヶ崎の駅からイトーヨーカドーの看板が見えた。 ますはそこへ向かわないと話しははじまらない。 ややさみしい感じのする飲食店街を抜けた先にイトーヨーカドーはある。
ここから10分
さて、イトーヨーカドーに到着。
ここから徒歩10分のところに、投稿者のぽん吉さんは住んでいたという。 まずは10分間歩いてみよう。
どっちに行けばいいのだ
とはいうものの、どちらの方向に歩き出せばいいのかがわからない。 駅から何分という指示ではなくて、イトーヨーカドーからということなので、おそらく駅とは反対の方なのだろう。 そう判断し、なんとなくこっちかなという方向に歩いてみた。
4歳の徒歩10分
すたすたと歩き始めたのだが、ぽん吉さんがここで過ごしたのは4歳までだという。 大人の足ではなく4歳児の歩みで行かねばならない。 しかし、僕には4歳児がどれくらいの早さで歩くのかまったく見当がつかない。 「4歳 時速」などのキーワードでネット検索してみたが、答えは見つからない。 方向も歩くスピードもわからないとなると、基準になるものがなんにもなくなる。 「なんとなく」が頼りというのでいいのだろうか。
そしていつの時代なのか
もうひとつわからないことがある。 ぽん吉さんがここにいたのは、いったい何年前なのか。 60年前の話かもしれないし、10年前なのかもしれない。 ひょっとしたら2年前の話かもしれないが、推察するに6歳児が書いた文章ではないだろう。 それがわかると、注目する建物やお店なんかも変わってくるのだが、これもなんとなくでやり過ごそう。
10分経過
撮影しながらなのでゆっくりだが、10分歩いた。 このへんがだいたいの場所だろうか。
このへんでしょうか
方角も距離も「なんとなく」だが、イトーヨーカドーから徒歩10分のところにやってきた。
答えがない
見てきてがぼんやりしているので、「ここだ!」という答えがない。 ただ「街の様子がだいたいわかれば」ということなので、「だいたい見てきた」といえるんじゃないだろうか。 イトーヨーカドーから海の方を見ると、煙突が並んでいた。 僕もこういう大きな工場が見えるような街に育ったので、煙突を見るとなんとなく安心する。 4歳くらいなら、この煙突のことも覚えているんじゃないだろうか。