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ひらめきの月曜日
 
なお、この文章は自動的に消去されるマシーン

ちゃんと消せるのか


人の家の前通ったらいきなりピカッてなってビックリする時あるよね。

安かったから買って帰ったこのライト、ちゃんと自動的に文字を消すのに使えるだろうか。


さーて、これで消えなかったら、どうしようかな。

おぉ、薄くなってきた。

おぉ、消えた消えた!

これはバッチリだ!

試しに描いた絵をライトに当ててみるとしっかりと消えた。150ワットの電球を使っているので予想以上に明るくて、熱い。凄く良いぞ!

 

ちゃんと反応するのか


試しに箱でやってみる。

後はふたを開けた時の動きにちゃんと反応するのかという所。
適当な箱でやってみると。


ちゃんと光った!

フタを開けたらちゃんと光った。反応、熱量共にバッチリ。熱源はこれにしよう。問題は少し大きいのと、センサーの位置に自由が効かないところか。ふむ、バラしてみるか。


フタを開けてみたら、結構シンプル。
切っちゃえ。

フタを開けてみると電源とそれぞれをコードでつないでいる位の感じだった。これ、コードだけにしても大丈夫そうだな(真似しないでください)。


なんということでしょう、ここまでコンパクトに!

センサーと照射部分をつないでいた所を外してみた。この状態でもちゃんとセンサーは反応して光る。おぉ、意外と出来るもんだな。動きに反応して光るコンパクトなシステムが千円で!これは凄い。


これもバラせないかな、と思ったけれど、手を出しちゃいけない領域。

更にセンサーもコンパクトに出来ないかな。と、中を見てみたら、なんだか、文明の香りがしたので即座に閉じた。ダメだ、電気系は適当な事しちゃダメだ。

 

次は箱だ

熱源とかは大丈夫そうなので、後は入れ物だ。自動的に消える文章はスパイとかが使ってるイメージなのでアタッシュケースとかがイメージだが、持ってないし、容量的に入らなさそう。


これでいいか。

箱…箱…どうしようか、自分で作るか。と思い、またホームセンターに材料を買いに行った。材料を探していた時に便利BOXみたいな箱を見つけた。自分で組み立てても、きっとこういう風に綺麗に作れないよね。じゃあ、これでいいや。


適当に色々買ってきた。
照明は二つにしてみた。

箱と材料を買ってきて、中に照明を入れてみると二つ入れてちょうど良い位の大きさだった、よしよし。後は、このままじゃ子供のおもちゃ入れみたいだから、加工をしよう。

 

これが俺の工作道だ

木箱という時点でスパイっぽさからは離れたが、ならば、宝箱っぽくしたい。宝箱開けたら重要文書が入っていて、読んでいたら自動的に消えていってしまうのだ。うん、そうしよう。


とりあえず、上下に切り分ける。
切れた。

まずは箱を切る。ガリガリガリと箱を切る。部屋の中に木クズが舞う。今まで色々作ってきたが、下に何か敷いたり、ちょっと外に出たりしてみても、結局敷いたものからはみ出したり、部屋の中でやり出しちゃう。

なので、諦めて初めから部屋の中でガリガリする。終わってから頑張って掃除する。予防は完璧に捨てて、対処で戦う。これが俺の工作の時の覚悟だ(だからあんまり工作したくない)。


棒とか板とかも削る。
流石に出来る事ならゴミ箱の上でやる。でも、すぐあふれ出す。

棒は支柱に。
板はフタに。

部屋の汚れに比例して、部品は出来上がる。木クズが部屋中にまんべんなくいきわたった位にパーツは切れた。

 

雰囲気出てきた


ニスを塗ります。
雨が降っていたのでもちろん室内塗りだ。

パーツは出来上がったので、宝箱っぽい重厚な雰囲気が出てくれればいいな。とニスを塗る。部屋の中に妙な匂いが充満する。工作している時は大体外食だ。


おぉ、宝箱っぽいぞ。

乾いたパーツを組み立ててみる。フタを付けて、蝶番で開閉が出来るようにすると急に宝箱っぽさが現れた。ニスを塗ったのも良い方に出ているぞ。


良いぞー、と思ったら、ここまでしか開かなかった。
つっかえちゃってたので、削って開くようにした。

ちょこちょこと修正点もあったが、ほぼクリア。箱と中身、両方完成。それでは、両方を合わせてみて、実際に自動的に文字を消すことが出来るのかやってみよう。


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