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フェティッシュの火曜日
 
会話がどんどん続く君

初対面の人とも途切れず会話ができる方法、うまい質問のしかた、などというハウツーをつい読んでしまう。
どれもそれなりにいいことが書いてあるのだが、覚えなければならないのが難点だ。

人との会話の最中に「えーと、こういうときは」と読み返すわけにはいかない。

そうして今日も僕の会話は途切れがちである。もっと今風のソリューションはないものか。

林 雄司
(はやしゆうじ)
1971年東京生まれ。1996年ごろからサイト制作を始める。現在、デイリーポータルZウェブマスター。編著書は「死ぬかと思った」「やぎの目ゴールデンベスト」など。
カタカナを適当に読む癖があり、ゴブリンをゴリブンだと思っていた。
>個人サイト Webやぎの目

まずは会話パターンを考えた

会話のきっかけはどうでもいい話題である。天気の話だったり、もう今年も半分終わりましたねえ、みたいなものだ。

決してお風呂でおしっこしたことある?などと聞いてはいけない。僕が最初に働いた会社で上司だった人は相手の名刺だけで30分話ができた。

「この住所だと最寄り駅は○○ですか」
「あそこには○○というお店がありますね」
「いや、以前の取引先があったもので、帰りによくさぼったものです…はははは」

どうでもいい会話で場はすっかり和んで、そのあとのシビアな仕事の話もしやすかった。これぞ社会人。歩くソーシャルメディアのような人だった。あこがれの技術である。

あの上司になった気分でどうでもいい話題を書き出してみた。

話題

・あれ、やせました?
・いそがしそうですね
・XXXさんってモテそうですよね
・服の柄を言う「チェックですね」「ボーダーですね」
・今ぐらいの季節がいちばんいいですね
・もうX月ですね
・お休みはとられたんですか
・酒がうまい季節になりましたね
・ご出身は
・いやー、僕自動改札が苦手で

どうでもいい会話になっているだろうか。

あこがれの上司といいながら会話を「どうでもいい」となんども書いているので本当はそんなにあこがれてないと思う。

15年前

相づち

そして相づちである。正確なタイミングで適切な相づちを入れて相手の話を引き出す。格闘家のようである。

その上司は取引先でいっしょに怒られたあと、出張ではホテルでエッチなビデオを見るのがなにより楽しみだと帰りの銀座線で話していた。きっと僕を気遣ってのことだろうが、電車のなかだから恥ずかしかった。

あのときの上司の横顔を思い出しながらどうにでもとれる相づちを考えてみた

相づち

・僕にはできないないなあ
・なるほどですね
・結局最後は人ですね
・それは惜しい
・体力ないとつとまりませんね
・昔からそういいますね
・というと?
・気持ちの問題ですね
・ついてましたね
・生まれついての才能ですね

別の上司は相手がつじつまが合わないことを言っていると「頭わるくて理解できなかったのでもういちど説明してもらってもいいですか」と言ってつじつまの合わないことをもういちど言わせていた。

そんな攻撃的な相づちではなく流れを維持するだけの言葉がいいのだ。

組み合わせるとこうだろうか

話題をふって乗ってきたら相づちを繰り出して会話を続ける。話題や相づちの反応が悪かったらすかさず次の話題に移る。

細かくPDCAをくりかえすのだ

スマートフォンで見たい

こういうチャートが大好きだ。今回はこれをiPhoneで見られるようにしてみた(アンドロイドは手元にないため未検証)。

下の画像をクリックすると小さいウインドウが開きます(スマホ風!)。

このURLを自分のスマートフォンに送ってくださいhttps://backnumber.dailyportalz.jp/2011/08/09/b/sp/

会話が滞ったときもスマートフォンをチラ見すれば次の話題や相づちがわかるのだ。ITによる人見知り支援だ。

「えーと…」
「も、もう8月ですね!」

ただし、どういう状況でスマートフォンを見ているかわからないため、やたらと相づちが出てくるようにした。状況に合わせて選んでほしい。

自己責任でお使いください

沈黙が続いてもアシストくんが繰り出す話題と相づちに従っていれば大丈夫。

たまにこんなのあるけど

さらに取り返しのつかない沈黙に包まれる可能性もあるけど、そのリスク含めてお楽しみください。

 

 

 
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