隠れプレスリー
PR TIMES社屋のあるビルへやってきた。豪華なツリーも飾られた、立派なエントランス。ビジネスマン行き交う、社会人の戦場である。
もちろんカバンには、プレスリーリリースの衣装一式が入っている。ちなみに古賀さんはスタンドマイク用のスタンド持参。 この時点で不安はあまりない。なぜならオフィスビルでプレスリーの格好になったことなどないからだ。初心者は強いのだ。 だが、社内に通されると状況は一変する。
本来の計画はこうだ。
会議室に入る前に乙幡がプレスリーになり、編集部の古賀・安藤が「Jailhouse Rock」を口ずさむ。 ↓ ドアを開けて乙スリー登場。 ↓ スタンドマイクでひとしきり口パク&ダンスのあと、バッと両腕を広げると、そこにプレスリリースが! ↓ 一同瞠目、感心しきりの大団円
だが、会議室の壁がシースルーだった時点で、この計画は早くも見直しを迫られる。古賀さんとひそひそ耳打ち、ってまるっきりコントだ。うおー、やべーやべー!と頭の中でプレスリーが叫んでいる。
三島さん・久保さんと名刺交換し、「では・・・」とおもむろに女子トイレへと消える乙幡と古賀。そこで着替えて、会議室ではなく社内に入るドアのところでお披露目することにした。 トイレの個室で着替えながら、緊張がいやがおうにも増してきた。仮装セットにサングラスがついてて本当によかった。外見はアレでも、自分自身を滅却できるというもの。
ナウ、ヒアー カムズ ザ ロックスター、トゥ リリース ザ プレス!