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コラボ企画
朝チャレ
 
あたらしいモーニングを試す

モーニングボーリング

早朝からボーリングをやるのはどうだろう。ジョギングよりもゲーム性が高く、運動負荷が少ないボーリング。

朝の運動初心者にはちょうどいいモーニングとなるのではないか。


六時起き。お父ちゃんな、ボーリング行ってくるからな。

すでにあった早朝ボ−リング文化

ここ笹塚ボウルでは、早朝ボウルプランというのがあって朝の7時から開いている。すでにそういう世界があるのだ。

「平日はお客さん少ないですけどね」とお店の人は言うが、月曜の今日は若者のグループが二組、一人で投げに来たおじいちゃんが三人もいた。


飲んだ後?の若者たちと、朝から元気なおじいちゃんたち

先達がいた

「すいませーん、音楽かけてください」と大学生風のグループがお願いに来てた。テーブルを見るとお酒も置いてあった。夜の延長線上なんだろうか?

一方、おじいちゃんはマイボールバッグを片手に「おはよーっす」と入ってきて、ペンをペロッとなめて記入している。どうやら私たちの先輩はこっちだ。


朝起きて一番はじめに押したものがボーリングの靴のボタンとなった
重さの違和感に笑ってしまうデイリーポータルZの林

へらへら「確変」中

なんだろうこの新しい世界。

わはは、靴借りる〜。わはは、ボーリングの球重い〜。と、ずっとへらへらしっぱなしだ。

靴を借りると、ボーリングに来た実感がわくがそれが朝なので本当の意味で夢のようだった。

ボーリングの球も朝に持つとこんなに重いのかと違和感に笑ってしまう。握力がまだ起きてないにしてもこのおもしろさはなんだ。

→ 『朝に重いものを持つと笑えてくる』


投げたらストライク出た

朝一番にやったこと、ストライク

ふらふらの頭と体で第一投。よろよろと進んだボールはストライク。

わはは、ストライク"というやつ"だ。と、やはりなぜか他人ごとのようでへらへらしてしまう。

後ろからはハイタッチどころか拍手も起きず、「ストライクだね」と林さんが言っている。ストライクだ。本当にそうとしか言いようがない感覚だ。

そんなことよりなんでこんな朝からボーリングをやってるのだろうという気持ちの方がまだ強い。

→ 『違和感はしばらくおもしろい』


精一杯のリアクションがこれ。手がヒジ以上に上がっていない。

徐々に体が起きてくる

段々と体が起きてきた。

酔ってないので、あまりはしゃがない。結局スコアとにらめっこし、フォームを確認したりうまく投げようとしている。

ボールが右に寄るので手を離すときに気をつけたら直った。やった。

やった?あ、これスポーツだ。夜はビール片手に社交という気分だったが、今はもうスポーツとして楽しみはじめている状態だ。

→『朝やるとスポーツとして楽しめる』


ストライクをとった林。こちらはようやくひじより上に手が上がった。
しかしそれを迎えるのはこんな感じである。ハイタッチ解禁時間にはまだ早い。

「朝起きると話題になってる番組が見られていいね」と林。それみんな普通のことですよ。

ガターに入るとこれくらい落ち込むまでに
ストライクの喜びはようやくここまで上がった

ボーリングが好きになった

今までは気恥ずかしくてボーリングを適当に投げては、ヒュー!と盛り上げ役に徹したりしていた。

だがちゃんといいスコアを出そうと考え始めると急におもしろくなった。一旦おもしろくなると、体から頭まですべてが活性化していった。

体の目覚めとともにゲームのおもしろさも上がっていったのが体験としておもしろい。色んなことがおもしろくなって、手当たり次第に「いいね」ボタンを押したくなる。

とりゃー!とモニターの「いいね」ボタンを押したらゲーム終了で合計2ゲーム。一時間くらいやっていた。さあ出社だ。

→ 『朝やるとボーリングと正面から向き合える』


この中にボーリングに行ってきた者がいるぞ

出勤風景にまざる

ボーリングを終えて新宿の出勤風景にまざってみる。

ジョギングをした人、お風呂に入ってきた人、朝ごはんをおかわりした人などなどたくさんの人がいるが、ここにボーリングをやってきた人がいる。なんていうか、選ばれた人間という気持ちだ。

→ 『おれはちょっと違うんだぜという気持ちになれる』

さて朝にボーリングをやることで仕事はどう進むのか?脳の働き具合を見るために脳年齢テストをやって数独をやった。


アプリで脳年齢テストを、そして数字のパズル数独もやった

まずまずの頭の冴え具合

脳年齢は44歳(通常35歳程度)。集中力が下がっている。数独のタイムは30分(通常20分)。難しい問題に当たって戸惑ってしまった。

手も全身も筋肉を使ったなという感じはするが疲れたなというほどでもない。6時起きなのも大きいが一日はこんなに長いのか、と驚くほどの濃密な一日だった。

夜は体を使った日ならではの甘い疲れでスッと寝られた。こうして人は健康になっていくのだろう。


取材協力

笹塚ボウル

https://www.keio-san.com/sasazukab/



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