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チャレンジの日曜日
 
コーヒー味の「カモメの玉子」の作り方
普通の「カモメの玉子」を、コーヒー味にする裏ワザです。

母親が近所のおばさんから聞いてきたという情報なのだが、カモメの玉子(お菓子のほうです)をコーヒーに漬けて一晩置くと、プルプルとしたコーヒー味のカモメの玉子ができるらしい。

ちょっと信じられない話だが、親の意見と茄子の花は、千に一つも無駄が無いということで、とりあえず試してみた。そして驚いた。

 

玉置豊
(たまおきゆたか)
北欧出身のヴィジュアル系プロレスラー。MITSUとのタッグで、フィンランドのウェルター級王座を防衛中。フィニッシュムーブはタンデム・フライからのD-P-Z。
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かもめの玉子とは

みんな知っていると思うけれど一応説明しておくと、「かもめの玉子」とは、お盆や正月明けの会社などに行くと、誰かがどっかからもらってきたお土産としてよくある、お菓子の名前である。


もちろん本物のカモメの玉子ではない。

かもめという鳥は、海に行けばどこにでもいるので、これがどこの名物なのか知らなかったのだが、調べたら岩手銘菓だった。

 

コーヒー味の作り方は簡単です

コーヒー味で、しかもプルプルしているというカモメの玉子の作り方は、至って簡単である。

カモメの卵をブラックのコーヒーに一晩ほど漬けこむだけ。それ以上でも以下でもない。


カモメの玉子がけっこう甘いので、コーヒーはブラックがちょうどいいそうです。

煮卵を作っている訳ではないですよ。

カラスがカーで一晩経過。水分を吸ってグチョグチョになってしまうかなと思ったら、思いのほかしっかりしている。

外側のホワイトチョコレートがところどころ禿げてており、その内側はコーヒーが染みて真っ黒だ。


外側のホワイトチョコは溶けたみたいです。


おいしいコーヒーゼリーになりました

そっと二つに割ってみると、饅頭でいうところの皮、玉子でいうと白身にあたる部分が、コーヒーゼリーのようになって膨らんでいる。

そして中央の餡というか黄身の部分は、ほどよくコーヒーが染み込んで、ねっとりとした質感。年輪のようなグラデーションが不思議な感じだ。


コーヒーに漬けたものと、漬けてないものの比較。黄身の大きさは変わっていないのに、白身が膨らんでいる。

さて味はどんなもんだろうと食べてみると、これがおいしい。無糖のコーヒーと甘めのカモメの玉子が相性抜群で、上質のコーヒーゼリーとコーヒームースを食べている気分。

ちょっと調べてみたところ、カモメの玉子の白身部分に含まれているコラーゲンとゼラチン質が(原材料はクラゲだとか)、コーヒーの成分と結合して、このようになるのだそうです。

地元では有名だそうです

この食べ方は、地元岩手では「コーヒー玉子」と呼ばれているそうで、ちょっと変わったお茶受けとして人気で、スターバックスのコーヒーで作るのがステータスらしいです。

コーヒーリキュール(カルア)で作っても、オシャレでおいしいそうですよ。

この記事はエイプリルフール企画のために作ったうその記事です


 
 

 

 
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