コンビニの前で気づいた、味の違い

メールでのコミュニケーションが増え、昔ほど手紙を送る機会がなくなり、普段あまり切手を使わなくなった。使うとしても事務的な書類を送るだけなので、80円切手1枚だけ貼る事がほとんどだ。

しかしこの日は祖母に写真を送ろうとして、封筒がいつもより少し重くなった。コンビニで量ってもらったら切手120円分かかると言われた。

ところがこのコンビニでは120円切手は無く、10円、50円、80円の3種類しか扱っていないという。そこで80円切手1枚と10円切手4枚の計5枚を購入。

いつもならスポンジの水を借りてその場で貼ってしまう所なのだが、レジが混んで忙しそうだったのでポストに向かいながら自分でなめて貼ることにした。

まずは80円切手ペロリ。そして10円切手を続けて4枚ペロリ。
するとなになに？！徐々に感じてきたこの味覚！甘っ！

切手なめ比べ

という感じで、たくさんなめてみて初めて気づいた10円切手の甘み。その時かなり驚いたけれど、急いでいたのもあってそれ以上は追求できなかった。今日はジックリとなめて切手の味を再度確かめたい。

3枚一気になめてみたらすごく不味かった。小学生の時になんとなく塩と砂糖を混ぜたものをなめた事があったのだがその時の味を思い出した。オエー・・

やっぱりそれぞれ別の味がする！

それもそのはず、改めて1枚づつなめてみると10円切手→甘い、50円切手→酸っぱい、80円切手→しょっぱい味がした。なんだこれ

でも、なぜ違う味がするの・・？

発見した興奮がおさまらずすぐさま郵便局に話を聞きにいった。

貼り間違え対策＋話題性作り

基本的に同じようなサイズの切手は意外と貼り間違えが多いらしく、その対策として「なめて貼る人が多いし味で違いをつけてみては？」という事になったらしい。プラス、切手の需要が減ってゆくこのご時世、話題性作りの意図もあったとか。

でも実際の所、体に害のない程度に防腐・防虫対策をしたり、食品に分類されない様に規制に配慮した結果、ちょっとなめた程度では分からないほどボンヤリした味になってしまって世間への周知はうまくいっていないとの事。

確かに、何度かなめないと分からない程度の味じゃあ意味無い気もするけど・・改良していけば面白い試みかも！？