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コラボ企画
 
コンビニ袋で海外旅行に行く

アユタヤへ

荷物がコンビニ袋だけなので、思いついたままに気軽に移動できるのもこの旅のよいところ。フットワークが軽いのだ。ということで、アユタヤという場所に向かうことにした。髪を切ったり、服を揃えたバンコクから電車で2時間半〜3時間という場所にある遺跡の街だ。


世界の車窓から

電車賃は日本円で45円。安い。その金額で2時間半〜3時間も電車に乗れるのは何だか嬉しい。そして、到着時刻に30分ほど遊びがあるのもタイの特長。そんなところも素晴らしい! と思った僕は、格好から考えてもタイ人としての素質があるのだと思う。


車内には物売りがいる

流れる景色はのどかで、日本では見ない建築様式の家々や埃っぽい街並みなど、いくら見ていても飽きることはなかった。田園風景でも見慣れない木々が立っていたりとすべてが目新しいのだ。しかも車内はたまに物売りがやってくるくらいで、平和そのもの。その結果、飛行機で一睡もしていないために眠ってしまった。


その結果、間違えて降りた駅にて!

安藤さんも僕も寝てしまい、目的地だ! と思って降りたら別の駅だった。その駅で45分待って次のアユタヤへ行く電車に乗った。こういう失敗も旅の思い出である。

万が一であるが、寝ている間に荷物を取られてもさほどダメージはない。だってコンビニ袋だもの。さっきまで着ていたものが入っているだけだ。でも、取られない。治安もいいのだ。


アユタヤに到着!(タイは野良犬天国でした。犬が怖い僕ですが、どの犬も大人しく不思議と怖くありませんでした)

 

地元の人の散歩

アユタヤには遺跡が点在している。歩いてそれらを回るには距離がありすぎる。タクシーという手もあるけれど、それでは異国の風を感じることができない。そこで、自転車である。駅前に自転車をレンタルしてくれるお店があるのだ。


地元

自転車に乗ったらさらに地元。小学生の頃、こんな格好で自転車に乗って、当時住んでいた鹿児島を走り回っていた。そんな地元スタイルで、激しい車の波に負けぬように走る。そこで分かったことは、思っているより人は轢かれないんだな、ということである。多少強引に行かないといつまで経っても道を渡ることができないのだ。


どんどん行く

そして遺跡を見る

日本では見ることができない建築様式の遺跡。「すっごいな、おい」という、もっとキチンと言葉にしなければ伝わらないと思うけれど、そういった気の効いた言葉が出てこない迫力があった。その横では近所の子供がサッカーなどをしていて、現地の人には日常なんだと思う。その日常に今の僕は馴染む気がする(格好的に)。


近所に住んでいる人の散歩の風景

タイでは多くの場合、英語が通じ、さらにその英語は聞き取りやすく、大学でエキサイト翻訳を使って日本語を英語にするという英語の授業を取っていた僕にも言葉の壁はなかった。タイ語の本も必要ない。トルノスでチケットを取ったらもう旅行の準備は終了。手ぶらで何ら問題はないのである。

しいて言えば、タイに行くと言っといてくれれば、一眼レフを持ってきたのに、という点だけだろうか。こんな遺跡こそ普段持ち歩いているコンデジでなく、一眼で撮ってみたい。


一眼レフで撮る安藤さん

その安藤さんが撮った遺跡(素晴らしい遺跡だった)

 

タイ怖いを発見

夜になり屋台で晩御飯を食べる。「チキンとライス」と頼むと出てくる料理が美味しかった(正式な名前が分からない)。というか、何を食べても基本的に美味しくて安い。その中でも特に「チキンとライス」が美味しかったのだ。日本円で80円くらい。タイに住みたくなる。


これが好きな食べ物に加わった

すれ違うタイの女性は綺麗だった。僕の好みなのだ。そう安藤さんに言ったら「タイは綺麗だと思った女性が実は男性だったりしますよ」と。それを聞いて初めてタイ怖い! と思った。ここまでで唯一タイ怖い、と思った出来事だった。


この日はそのままアユタヤに泊まった


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