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土曜ワイド工場
 
神輿ダコから蛸をだすゲーム

夏の終わりに下北沢でお神輿を担いできました。

「神輿ダコ 男の勲章 神輿ダコ
丸くて柔い たこ焼きじゃない」(字余り)

そして、神輿ダコから蛸がでてくるゲームつくりました。

平野真章
(ひらのまさあき)
1975年茨城生まれ東京在住。 雑魚雑魚というモノ作り ユニットで活動しています。 平野が文を書いて相方の栗原がゲームをつくってます。
> 個人サイト 雑魚の唐揚げ
平野facebook / 栗原twitter

祭りのあとにつくりました。御祭の蛸(タコ)

“神輿ダコ”から見え隠れする”蛸”。 千枚通し一突きで捕まえると 美味しい”たこ焼き”がゲットできます。 間違って”神輿ダコ”を突いたらとっても痛いでしょう。 気をつけてね。

★遊び方

神輿ダコからでてくる蛸をクリックしてポイントをGETしてください。 制限時間は30秒。
ミスは5回まで許されます。

 

ロードトゥ神輿だこ

神輿ダコって個人差あるけど1日プクっとふくれる人はいるらしい。
これは男を上げるチャンス!と思った僕はさっそく潜入調査に向かいました。

アンティークなドアに祭ポスター、下北っぽい

今回参加したのは9月8日に下北沢で行われた北沢八幡神社例大祭。 友人の紹介で宮本睦会という町内の御神輿を担がせてもらいました。

町内で用意されている半被を受け取る。 なんだか試合前にユニホームをもらう感じに似ていてうれしい 。

一人では帯も巻けない新人
帯の長さが足りないぞ!

太り過ぎにより帯の長さが足りないというアクシデントもあったが このお祭りに誘ってくれた祭り師匠こと、武藤君の帯巻きテクニックでなんとか切り抜ける。

自然と腰に手がいってしまう。鯔背だね!

実は町内で神輿を担ぐには最低限のルールがあって、 その町内の半被を着ている事、帯をしっかり締めている事。 これで平野も宮本睦会の神輿を担ぐことができるようになったのです。

神輿に肩が届かない

頭領が拍子木でかけ声をかけて始まります
八幡神社近くにある宮本睦会の本陣をスタートします。 ペースがわからないのでとりあえず武藤君についていきます。
どっこいそーれ、どっこいそーれ。

背の低い人の神輿の担ぎ方、傾向と対策

僕のような身長の低い人間は担ぐというよりぶら下がるようになってしまうことがある。 これでは神輿を担いだことにはならないし神輿ダコへの道は遠いのです。

下から担ぎ棒を押し上げている状態
担ぎ棒がしっかり肩にのっかている
背の高い2人の間になるとぶら下がり状態

身長の低い人の為の傾向と対策

(1)背伸び

背伸びして担ぎ棒を押し上げる。 難易度も低く、担いだ気持ちになれますが 長時間続くとふくらはぎをつるという惨事を引き起こします。

身長の低い人の為の傾向と対策

(2)できるだけ前に入る

分かりづらいが少しだけ前に傾いている
最前は時より尋常でない重さがのしかかる

身長の低い人の為の傾向と対策

(3)道具を使う

女性が肩と担ぎ棒の間にいれる四角い箱をつかって 担いでいました。 調べたところ”神輿枕”という背が低い人がつかう道具のようでした。これは便利。

このピンクの箱
クッションのようにも見えるが堅いのか?

後半戦でタコを狙う

傾向と対策をふまえて、後半戦突入です。 案の定、人が増えてきて中々前々で担ぐタイミングがはかれない。 入りたそうにジローっとみていると神輿を船頭するお兄さんが さっといれてくれました。

狭い路地に沢山の祭り好き
チャンスを伺う平野
えい!一番前ゲット!
えっさーほいさー、えっさー、ほいさー。
その後、数時間担ぎまくりました

しばらく街中を担いでから向かったのが北沢八幡神社。 ここに全ての町内の神輿が一同にあつまります。

神輿を待ち受ける鳥居
前も後ろも人、人、人、人だかり。

境内にはいると凄い数の人。 この場で神輿を担ぐだけでも気持ちがいい。 神輿もお客さんのボルテージも最高潮にあがった状態です。

最後の力を振り絞って神輿を上げる
いやー、よくがんばりました。
やりきった感だしてます。
肝心の神輿ダコはどうなんだい? できてるのか?できてないのかい? どっちなんだい!
見よこの日本人特有の立派ななで肩を!
全然タコなんてできてない。 左肩に違和感は感じるものの見た目ではわからない。 現場にいた友人たちの見解でも「全然できてない」 というものでした。
武藤君の肩。プクッと腫れている
そんな中、背も高く、祭り巧者の祭り師匠武藤君の肩には しっかりと神輿ダコができていた。 触った感じはプニュプニュできもちいい。
恨ましがる平野

かっこいいなぁ。と憧れを残したまま僕の夏祭りは終わっていきましたとさ。

おしまい。

神輿ダコができなかった悔しさ

左肩がずっしり重く痛いにも関わらず 神輿ダコはできませんでした。 悔しさの中、食べたたこ焼きの味が忘れられません。 そんな思いをゲームにぶつけてみました。


 

 
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