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年末年始とくべつ企画・コンビニハック
 
コンビニのひじき煮食べ比べ
どのコンビニにもひじき煮が置かれていた
コンビニではパックにされた煮物が売られている。甘じょっぱい煮物をちょっと食べたい、というときに重宝する。

ラインナップはそれぞれのチェーンで違ったりするが、今回注目したいのは「ひじき煮」だ。どこの店でもあった。

あまりコンビニのひじき煮のことは考えたことがなかったが、どこにでもあるということは、人気商品なのだろう。各チェーンがしのぎを削るようにひじき煮を進化させているに違いない。

というわけで、「コンビニのひじき煮」の食べ比べです。

藤原浩一
(ふじわらこういち)
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。
> 個人サイト twitter

どこでもあるぞ、ひじき煮

さっそく数件のコンビニを回ってひじき煮を買ってきた。

「もしかしたら普段行っているコンビニでしか売られてないかなあ」と危惧していたが、あったあった。みんなひじきが好きなのだ。

今回行ったのはセブンイレブン、ミニストップ、ローソン、スリーエフ、ファミリーマート、サンクスの6件。どれも118円だった。ひじきカルテルか。

正面、あるいは下から、中身のひじき煮が見える。往々にしてパッケージ写真より黒く見える。漆黒だ。これから漆黒を食らう。

とりあえず並べてみる

まずは見た目に注目しよう。中身を並べた写真を用意したので見て欲しい。びっくりするほど似ている。

写真の順番が間違っていてもわからない

入っている具材の割合や、盛りつけ方など違いはある。だが、おおざっぱに言って同じようにしか見えない。

まったく同一ではないにしろ、髪型がちょっと違った6つ子と同じくらい見分けがつかない。ふと目をそらした瞬間にシャッフルされていたとしても、気づくことはないだろう。

だが、食べてみれば違いも出てくるかもしれない。食べ物は食べてこそだ。

1.セブンイレブン ひじき煮(85g) 

「磯の風味が香るひじきと6種の具材を
味わい深い豊かなだしで炊き上げました。」
(パッケージに書かれている説明)
ひじきだ

はじめはセブンイレブンのひじき煮。ヨーカドーでも売られている。ちょうどいいあまじょっぱさで、完成された感じがする。ひじき以外の具材は比較的細かく、やわらかい舌触りだ。

 

2.ミニストップ ひじき煮(90g)

「ひじきに、大豆、にんじん、ごぼう、れんこん、油揚げを加えて、煮付けました。」
これも、ひじきだ

続いてはミニストップのひじき煮だ。オリジン弁当が監修しているという。パッケージに書かれている説明が、材料を並べただけで味に言及していないのが気になる。

食べてみると、ちょうどいいあまじょっぱさで、完成された感じが…さっきと同じ感想だ! セブンイレブンのものとほぼ同じ味に感じる。交互に食べてみるとわずかに違いがある……気もする。

強いて言うと、ひじき以外の素材の歯ごたえを感じる。大豆も固めだな。

3.ローソン ひじき煮(85g)

「ひじきと5種の具材を風味豊かに炊き上げました」
またもや、ひじきだ

次はローソン。まずれんこんが大きいなあと思う。が、食べてみると、あれー、やっぱり劇的な違いはない。

甘さは控えめのような気がするが、ほんの少しの差なので、「食べ比べの記事なのだから、どうか違う味であって欲しい」という僕の気持ちが生み出したまぼろしであるという可能性も否定出来ない。

4.スリーエフ ひじき煮(85g)

「そのままでおいしく!!」
うん、ひじきだ

「そのままでおいしく!!」とパッケージに書かれたスリーエフのひじき煮。無視して温めて食べた。

これも味付けは他とほぼ変わりなかった。強いて言うなら、ひじきが細かくしっかりしていて、海藻らしい舌触りを感じた。すこしパサついているだろうか。

ところで、「これはひじきの香りがよくするな」と一瞬思ったが、温めて開封した直後だとどれもするようだ。ひじき煮が入ったお弁当をレンジで温めるとこの匂いがする。

5.ファミリーマート ひじき煮(80g)

「ふっくらした芽ひじきに人参や 大豆などを加えた、やさしい味わい。」
ひじきですな

ファミリーマートのひじき煮は、味がやや濃かった。パッケージ裏の成分表を見て、ナトリウムの量が多いのはわかっていたが、しょっぱさだけでなく甘みもしっかりしている。ただそれも「よく味わってみれば…」というレベル。

食べ比べでこんなに味が似ていると、一体どうしたらいいのだろうという気持ちになる。どこかで激辛のひじき煮とか、ゆず風味のひじき煮とかを開発して欲しい。

6.サンクス 7品目のひじき煮(85g)

「7種の具材で彩り豊かに仕上げました。」
ひじき

最後はサンクス。唯一「7品目の」という冠が付いた商品だが、他のコンビニのひじき煮も7種類くらい具材は入っている。 特徴があるようで、実はないのだ。

食べてみるとこれまでと少し違いがあった。油揚げが肉厚なのと、大豆が固めなのが特徴。よく見ると、見た目もしっとりというか、テカテカしている。ひじき煮に対する洞察力が研ぎ澄まされてきたのか。

目隠しをした状態でどのコンビニのひじき煮か当てるという理不尽なゲームがあったら、サンクスのものだけは言い当てることができるだろう。(ただし、味付けはやっぱり似ているので、ひじきだけ取り出したらさっぱりわからなくなる。)

どこのひじき煮もおいしいです

見た目がほぼ同じだったコンビニ各社のひじき煮を食べ比べてみた結果、どこもほぼ同じ味だということがわかった。安定の美味しさだ。

みんな違う方法で作っているのに、近い味になってしまうのはおもしろい。ひじき煮は進化の最終地点にたどり着いてしまったのか。まだ進化してない可能性もあるな。


 

 
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