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次に「ニューヨーク」を見てみよう。ニューなヨークたるヨークとは「ヨーク公」というイギリスの王様の爵位から来ている。なのだがそれも元を辿るとヨークという町から来ているので、結局ニューヨークのニューじゃないほうはイングランドのヨークという町である。 |
ここも元々はオランダ人がでばってきていたので、オランダの都市にちなんで「ニューアムステルダム」と呼ばれていたのだが、1664年にイギリス人が征服して今の名前になった。
これ、イギリス人とかオランダ人だから「そういうことしがち」と思って受け入れてるふしがあるけど、もしそこに日本も加わってたら、ニューヨークはいまごろ「新浅草」だったかも知れないんだよな、と思うとやっぱり奇妙な感覚になる。
その他にもいろいろあるが、ざっくりまとめるとこんな表になるだろうか。 |
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ニューじゃないほうとの対応 |
とにかくイギリスがでばりすぎである。
ギニアとニューギニアは基本的になんの関係もないが、「すごい暑いし人々の肌を見てもアフリカのギニアみたいだなあ」と思ったイギリス人が「ニューギニア」と名づけたそうである。いいのかそんなノリで。
これらのニューと旧の場所の間に線だけを引いてみたのが次である。 |
ニューギニアとギニア、メキシコとニューメキシコの間の線がちょっと異質だけど、全体としては「イギリスがんばったな」という感じだ。地名で見る限り、ニューはだいたいイギリスから来ている。 |
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