みなさん、いかがお過ごしですか。こんにちは、水分部 部長古賀です。
さて、キュウリ、牛乳に続きまして今日のテーマはオレンジジュースです。ジュースというのは不思議なものです。基本的には元・固体の液体です。押したり、つぶしたり、かなり無理やりに液体化されたもの、それがジュースです。
水分部の基本姿勢は、液体と固体など物体の状態にかかわらず存在する水分率というものにうろたえる、というものです。ジュースのような物々には十分振り回されようじゃないですか。
というわけで、水分率です。
バレンシアオレンジ/果実飲料/濃縮還元ジュース 88.1% バレンシアオレンジ/果実飲料/ストレートジュース 87.8%
なるほど。悪くない数字ですね。ついでにオレンジの水分率も調べてみましょうか。
バレンシアオレンジ/砂じょう、生 88.7%。
あれ? ちょっとまて、ジュースの方が水分率低いぞ……! 固体を搾った液体なのに! ……船を出せー! 帆をあげろー! このちぐはぐ感こそが水分部としての活動をしていての醍醐味です。みんなにビリビリ伝われ興奮。
液体と水分というもののつながりが私たちの想像の中にしかないことをしみじみと感じる次第です。私たちは水分を噛み砕き租借し、水っぽさとは程遠いと思い込んでいた水分意外の物質を飲み下しているのですなあ。でもジュースもオレンジも美味しいからあんまり気にしなくてもいいですよね!
明日は食品標準成分表で基本的に「めし」と呼ばれるご飯、白飯の水分に迫っていくことにしたいと思います。
なお、ご紹介したすべての水分率は「食品成分データベース」で検索した結果です。 明日も、スイブーンブーンブーン! ( 2007/01/03 00:00:00 )
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