北海道にハイキング旅行に行ってきた両親。そこで繰り出されただじゃれのメールが届きました。いつもより量が多いです。
──ハイキングで林道を歩きながら
父「林道にリンドウが咲いている」
──黒岳(くろだけ)の5合目までロープウェイに乗りながら
母「この黒岳、下から登ったら大変だね」
父「そんなことしても得られるのは苦労だけ」
──登山道を歩きながら
母「危ないから、登山道のきわは歩かないで」
父「きわを歩く気はありません」
──おみやげを買う為にクッキーを見ていて
父「クッキーを食う気?」
──バスの中でリュックを整理しながら
母「お父さん、カメラのケース返して」
父「うん。ケースをけーす(返す)」
美しい景色は人を詩人にさせる、という言葉を聞いたことがあります。しかし、これらの父のたわごとをこうして並べてみると、詩人になればいいというものではないと思わされます。
ユーモアとウィットに富んだ小さな詩、だじゃれ。そんな風にポジティブに考えてみても、父のたわごとの前では全てが打ち消されます。
( 2006/09/28 10:00:00 )