これまで取り上げてきた階段は、オーソドックスな階段というか、昔ながらの古めかしいものが多かった。 ここら辺で、最近のモダンな建物に付けられている階段も見ておこう。
山手通りで見つけた、ちょっとこじゃれたおしゃれビル。 丸みを帯びたコンクリート打ち放しの外観に、階段がへばりつくようにして設けられている。 これは避難階段だろうか。一般的なつづら折りの階段のような、折り返しがないのが特徴的。
ビルというものは、共用部分の多い一階を除き、大抵どの階も同じ間取りになっているように思う。 そのような場合、当然ながら階段の入口も全階同じ場所になるだろう。 しかしこのビルは、階段がつづら折りでないがために、階ごとに階段の入口ドアが異なるようだ。
万が一何かが起きた場合、階ごとに避難階段の位置が異なるのでは、 通常いる階とは別の階にいた時とかに戸惑うと思うのだが、 まぁ、おしゃれと言うものは、常に何かを犠牲にするものなのだろう。 ( 2008/09/15 16:00:00 )
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