編集部でクラブ活動を担当している安藤さんとくさやの出会いは、 取材で訪れた新島だったそうだ。 新島といえば、どの島よりも強烈なくさやが作られているという噂の島である。
その昔、新島はナンパの島っていわれていたそうだが、 実際は空港降りるとすぐにくさやの匂いがするらしい。
僕がベトナムを訪れた時はパクチーの香りがしたし、 台湾では八角の香りがした。 空港の香りとは、そういうものなのだと思う。
安藤さんが新島にいったのは冬だったのだが、 例えば夏、出会いを求めて新島へ行ったとしても、 やっぱり空港降りるとくさやの匂いがするんじゃないかなと、 薄暗い中華料理屋で、食べ残されたピータンを見ながらつぶやく。
ただ、新島は波がいいので、サーフィンをするには最高らしい。 海に入って、浜辺でくさやを焼きながらビール飲みたいなあと、 年末の激務で疲れた顔に、いい笑顔を浮かべた。
それを受けて、「やっぱりくさやとうんこは外が一番ですよね!」といったら、 「…ちょっと僕、ビールをとってきます」と、メガネをかけ直して、 どこかへいってしまった。
※私も酔っていたので、記憶が一部捏造されている場合があります。 ( 2009/12/28 14:30:00 )
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