いままでは正攻法でのくさや作りに挑んできたのだが、 やっぱりあれは島の風土と伝統、そして職人の技術と経験が生んだ奇跡の食品であり、 一般人が家庭内で作れるようなものではないということをようやく実体験として理解した。
ということで、さすがに正攻法で作ることは諦めたのだが、 くさや汁を「たんぱく質が発酵したもの」であると単純に考えれば、 発酵しやすいもの、すでに発酵しているものを、漬け汁に利用することで、 わずかな時間と労力で、くさや的なものができるのではないだろうか。
この気づきによって、私は今、カップラーメンやレトルトご飯などの 偉大なるインスタント食品を開発した人達と、 同じスタート地点に立った気分になっている。
こうしてチャレンジくさや部は、時短をテーマとして、 新たなるチャレンジをはじめたのであった。 ( 2010/02/11 03:41:00 )
|