甘酒祭り
「ふんどしに甘酒がなぜか美しい祭り」(大北栄人)より
埼玉県秩父市にある熊野神社で無病息災を願って毎年7月の後半に行われている「甘酒祭り」。それだけを聞くと甘酒を飲む祭りと思ってしまうけれど、この「甘酒祭り」は予想のはるか彼方上を行く、ふんどし姿の男性たちが甘酒を掛け合うお祭となっている。 直射日光が当たるなか昼寝をしていたら、そんな夢を見そうな感じのお祭りだけれど、歴史は古く736年に疱瘡が流行ったときに始まったらしい。この地にヤマトタケルノミコトが来たときに甘酒でもてなし、その後甘酒を飲んだり身を清めたりした者が病気にかからなかったので、疱瘡が流行ったときに祭り化したのだそうだ。ちなみにふんどしの理由はうまく甘酒がかからないから。無病息災を願って開催されている。
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