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2015年06月13日号
いろんな飲み会と開墾の速度

こんにちは!1日遅れの自由ポータルZです。

掲載日が1日おくれるのも自由たるゆえんです。いや、投稿したみなさんおまたせしてすいませんでした。
では早速1本目から。



色んな呑み会の募集ページ

作品画像

[作品名]色んな呑み会の募集ページ
[投稿者]阿蘇カラクリ研究所さん (阿蘇カラクリ研究所
[コメント]呑み会好きなので色んな理由を見付けて色んな呑み会をやってます。
変人しか来ないので普通の人に来て欲しいと願ってます。


#write($writerdata 'catalog_title') 林雄司 のコメント

巨木の下でトトロを見る飲み会、薫製のチップを比べる飲み会、モーニングBBQ、どれもデイリーの1本の記事になってしまいそうな企画です。

それを記事にもせずに純粋に飲み会として楽しんでいるというのは贅沢ですね。クリエイティブ。

「蚊がいます。アブがいます。ムカデがいます。戦って下さい。それも含めてリアリティーです」という妙にリズムのある書き方にニヤリとしたのですが、実際の報告に「想像以上に蚊が多く、虫よけスプレー全く効かず。個人の成果として10匹以上殺し、10箇所以上刺された。」と書いてあって笑いました。

これもったいないからひとつひとつ実施レポートを書いて欲しいですね。酔っぱらってしまってるかもしれませんが。




手作りソフトクリームでハロハロを自作してみる

作品画像

[作品名]手作りソフトクリームでハロハロを自作してみる
[投稿者]たかはしゆかさん (yukatta-yokatta
[コメント]ミニストップのハロハロが好きなのですが、近所に店舗がなくて食べるチャンスがありませんでした。

電車に乗ってわざわざ食べに行くまでもないけれど食べたい・・・。

ソフトクリームを手作りできるらしいので、ハロハロを自作してみました。


#write($writerdata 'catalog_title') 古賀及子 のコメント

今回は何しろバイト先で失敗したソフトクリームを1分で飲み込んでいたエピソードが最高ですね。そうそう、こういうのが読みたかったんだとしみじみ感じました。

ハロハロを再現するというテーマにまず一般性があって、その部分をきちんとまっとうにやっているので(「作ってみようという方にお伝えしたいこと」という言葉の選びも、細かいですが優しくて好きでした)、あとはどう遊んでおもしろさを盛るか、記事を自分に寄せるかが肝になってくるわけですが、するっとエピソードが出てくると強いです。

作業工程で寝ちゃったのもいいですよね。これがクックパッドのレシピだったら寝ないよなと思って笑いました。

最後にやっぱり電車に乗ってミニストップに行こうと決めているのもなにげないですが立派にオチてて気持ちよかったです。本当に行って食べてる写真があったらもっといい意味で台無しになって締まったのではないでしょうか。




開墾時速22m

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[作品名]開墾時速22m
[投稿者]江坂大樹さん (大学生の自由研究
[コメント]畑を耕している人間はどんな速さで前進しているのか、ということについてまとめてあるWebページがなかったので、自分で調べてみました。


#write($writerdata 'catalog_title') 安藤昌教 のコメント

「開墾」というほとんどの人が気にしていないキーワードをあたりまえのように問題視しているところからしてどうかしてると思うんですが、それをしっかりとした理論と努力で答えまで持って行った力量にはただ感服しました。

冒頭で「開墾の時速は22m」と結果を先に示しておいて、ひといきついたところでそれを証明していく、という構成もよかったですね。取材(というか開墾)に丸一日かかっているので、つい時系列で書きたくなると思うんですが、もったいぶらずに結果を先に読者に提示しておくと、「これはちょっとどういうことなのか読んでみよう」と思うはずです。

そうとう辛かったと思われる開墾部分が最低限の分量だけを残してあとカットしてあったのもクールだし、急に話が地球規模に膨らむところも実感がなさ過ぎて笑えました。あえて感情を抑えたタイトルにしているのかもしれないですが、もう少しタイトルだけで面白さが予想できるものにしても良かったかもしれないですね。22mという数字単体にはそれほど驚きがないので、「人が全力で開墾する速度はナマケモノ以下」とか、タイトルだけでまじか!と思わせられたらまず勝ちだと思います。




おわりに

阿蘇カラクリ研究所の飲み会はいちど参加してみたいですね。
このまえの大北くんの拾い食い記事にしてもそうなんですが、自分が興奮する状況を自分でセッティングしてそこに身を投じる、というのは企画の王道だったりします。みなさんも照れずに自分をもてなしてそれを書いちゃってください。お金がかかる企画だと感じ悪くなる可能性があるので要注意ですが。

さて今週のTIPS
感情ではなく行為を書く

個人で死ぬかと思った体験を集めたサイトをやっているのですが、辛ければ辛いことほど、感情ではなく行為を書いた方が凛とした文章になります。

例えば転んで痛かったという話も、「転んだ後しばらく『ホッホッホッ』という声しか出なかった」と書いたほうがソリッドです。感情を書くとウェットな自分語りになる可能性があるのですが、自分の行動を描写するとポップに自分語りができると思います(自分語りはウエルカムです)。

デイリーの過去記事で印象に残っているものだと
「満足した。お寿司食べに行った。」((小堺さんが機嫌がいいときの描写)
「一度池袋駅で電車から降りてみたものの、ドアが閉まる直前にやっぱり乗った。」(藤原がクビになった後に落ち込んでいるさま)
など行動で状態が分かりますよね。

来週は再び金曜16時にお会いしましょうー。



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