洗剤で細胞を壊し、水に溶けた細胞の中身に塩とエタノールを入れることによって、水に解けなくなったDNAが見えるようになったのだ。
ドッジボールでボールを当てられ、外野に出ないといけなくなったようなものか。
この実験、DNA界ではよく行われる方法で「エタノール沈澱」という。
業界風に言うと「エタ沈」だ。えたちん。
例えるなら、食事と同じくらい必要不可欠で頻繁に行われる作業だ。
つまもうよ
DNAは長い分子なので、そーっと扱えば麺のように持ち上がる。
なので、箸でつまみあげてみた。
さらに直にご対面だ。洗剤が入っていなければ、食べてしまいたいくらいだ。
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