これだけである。が、数々のしょーもない難問が私の前に立ちふさがった。 部屋が異常に暑いのでパイシートがでろでろになってしまうのだった。 パイシートは生地とバターが層になっており、オーブンに入れることでバターが溶け出し、
生地の部分がバターでフライにされるような感じであのぱりっと感が出る。 作っている時点で溶け出したらまずいのである。
ということでパソコン部屋をやにわに掃除しはじめた。私の家でエアコンがあるのは パソコン部屋だけだ。室温は32度。これをエアコンで25度にすることから始める。
次に道具がないことに気が付いた。パイ皿ってパイを焼くときの皿である。 が、私はパイを焼いたことなどない。とりあえず近所のホームセンターに行ってみたが、
パイ皿は売っていなかった。どうしようと思ったら、バーベキュー用品売り場に取り皿に 使うようなアルミの皿が売っていた。5枚で198円。形が似ているのでこれを購入して帰路についた。
家に帰るとうなぎの蒲焼きを切り、エアコンを入れ、三脚にデジカメをセットする。 パソコンとはミスマッチな小麦粉をまきちらしながらどうにかオーブンに入れるところまでたどり着いた。
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