オリンピックを観戦していると自分より年下の選手が増えてきた。結果がどうであれ、選手たちの活躍は感動を呼ぶ。しかし、彼らと比べて私はなにやってんだ感にかられ、ちょっぴりブルーになるのもまた事実。
最初から暗いですが、この際、そんなブルーな想いとテレビ観戦による寝不足も加わった4年に1度のオリンピック・ストレスを測ってしまえ、とストレス測定をしてみました。しかも、夏季オリンピックの獲得メダル数が通算100個目に到達ということで100円で。
(石井直也)
新宿駅の構内にストレス測定コーナーがある。マッサージ店のまえに設置してあり使用料金は100円。ゲームセンターにある寿命測定機や手相鑑定機などが300円であることを考えるとかなり安い。
とりあえずストレス測定をして、結果が危ういものなら目のまえのお店でマッサージをしなさいという戦略なのだろうか。とにかく100円というのはストレスにならない価格設定。
そんな100円でストレスをどこまで測ってくるのか。価格破壊なストレス測定機に挑んでみる。
靴を脱いでモニターのまえに立ち、頭にヘッドバット(測定機の説明看板に書かれた"正しい測定方法"にはそう書かれている)を巻きつけて、2本のハンドバーと呼ばれる棒を握りしめれば準備完了。
頭・両手・両足、3つのポイントからストレス測定を行う。ヘッドバット表記を除けば本格的な印象を受ける。
ヘッドバットを頭に装着すると意外なフィット感にテンションが上がる。これからストレスを測るのにテンション上がっちゃっていいのかしら。指定された場所に足を置いて開始ボタンを押す。
約2分間そのままお待ち下さい。("正しい測定方法"より)
測定中、新宿駅を利用する方たちの視線が背中越しにビシバシ感じる。珍妙なヘッドバットを着けてなにやってんだ私は。正面にあるマッサージ店のガラスに映る自分の姿にふと思う。私はいま確実にストレスを増やしている。
ストレス測定結果がでてくる
頭部・右肩・左肩・胸部・右腹部・左腹部・下腹部、7つの部位のストレス測定結果がプリントされた紙がでてくる。それぞれの測定数値も表記され、一カ所を約14円で測定してくれる計算。100円にしては十分だ。
自分の測定結果でダントツに数値が高かったのは「下腹部:95% 活性状態」。私にとってオリンピック観戦は腸に刺激的らしい。
興味深かったのは説明看板に書かれた"ストレス測定の数値の見方"。ストレス的にバランスのとれた状態は35〜65%と記されている。35%以下だと、福交感神経の作用による機能低下状態とされるらしく、ストレスが全くない状態も考えものだということを知った。
残念ながら、私の身体はストレス的にバランスのとれた状態にひとつも該当しなかった。でも、良いじゃない。そのぶんオリンピックには感動させてもらってます。アテネオリンピックは後半に突入。下腹部活性状態で日本を応援し続けます。