昨日、図書館で『ソトコト』という雑誌を読んでいて、私の好きなミュージシャンが菜食だということを知った。
彼は「SHING02(シンゴ2)」というヒップホップのアーティストで、在米日本人。
このあいだ来日ライブがあったとき、最前列で見ていて「なんか前に見たときより日焼けしてるなあ〜」「そして痩せてるなあ〜」「でもつやつやだなあ〜」と思っていたのだが……。
彼はコンポストでたい肥を作り、自分で野菜を作って食べているのだという。「……あれ、野良仕事焼けだったのかあ!」ということがショックだった。
ちなみにゴスペラーズも菜食で、菜食を始めてから声質が変わったんだそうだ。
実は私も10年ほど前、マクロビオティックという食餌療法にハマったことがある。
とくに思想はなく、当時、人生が辛かった(!)ので、自分をなんとかして変えたくて変えたくて、神様にすがるがごとくダイエットに向かったのだ。
ほぼ菜食で過ごした。体重は減り、テンションだけがスカーンとあがっていった。
感覚が澄み切っていた……ような気がする。あんな厳しい食生活をなぜ(一定期間でも)続けていられたかというと、「気持ち良かったから」なんじゃないかなあ、と今にして思う。
しかし、続けられなかった。現在は肉も砂糖も食品添加物もガンガン食べている。体重も増えたし体調も悪い。だから「あの気持ち良い菜食をもう一度」と思うこともある。やってないけど。
で今回、以前から新聞・雑誌で取り上げられてて気になってた、池袋にある「お肉を使わないお肉料理」屋さんに行ってみることにした。
お店の名前は「彩食館」。菜食=サイショクとひっかけているのだと思う。2002年冬にオープンした、まだ新しいお店だ。 |