ここで、パンフレットに書かれた地蔵の由来を、出来るだけ手短かに説明してみよう。
呉服問屋の手代が、仕事中だというのに寺(地蔵)の前で居眠りをしてしまった。目覚めてみると、荷車ごと反物がない! 青くなって番所に駆け込むと、大岡越前は「寺の前で泥棒を見逃すとは地蔵も同罪。縄打って召し捕れぃ!」と地蔵相手にまさかのお裁き。地蔵は縄でぐるぐる巻きにされ、お白洲へ。いろいろあって(ここ大幅に端折ります)泥棒は捕まり、大岡越前は「ごめんごめん」と盛大に縄解きの供養をした…。
えー、大体このような経緯があった模様です。つい「加藤剛も無茶いうなー」と思いましたが、違いますね。
以来、願いごとをする時は地蔵に縄を巻き、願いが叶うと縄を解くという風習が生まれ、大晦日には盛大な縄解き供養が行われるそうです。 |