指笛が吹けるようになりたい。ついでに犬なんか呼べたら最高である。
見よう見まねで口に指を突っ込み、ピーとやってみたが音なんて出ない。勢いをつけて吹けば吹くほどツバで手が汚れ、息が切れるばかりだ。
こうなったら吹ける人に極意を教わるしかない。志は高く、犬だって呼んじゃおうじゃないか。
ということで指笛師匠にご登場いただきました。
指笛のコツ満載。吹きたい人、必見です。
(text by 田中あずさ)
今回ご協力いただいたのは、指笛が上手だと評判の上司、篠田さん。
田中:「指笛のコツは何ですか?」
篠田:「人によっていろいろな吹き方があるけど、原理は一緒なんだよ。まず、舌を巻き舌にして、二本の指を押し当てる。それから両唇で指を押さえると、舌と唇のあいだに空洞ができるでしょ。そこに息を吹き込むの。」
聞いていればすぐにできそう!早速吹きやすかった両手基本形でチャレンジしてみました。
・・・鳴らない。
篠田:「しばらく練習すれば鳴るようになるよ。一週間も練習すれば上手になると思うよ。」
田中:「え!一週間も待てませんよ。今日鳴るようになりたいんですー!」
篠田さんには申し訳ないが、猛特訓をつけてもらわなければ困るのだ。
指の位置、吹きやすいスタイル、息の入れ加減など、少しずつ調節していくうちに、かすかに笛らしき音が!
師匠と弟子の力の差をお聞きください
できるようになったらすぐ試してみたいというのが人間というもの。理想の「ピィーー!」にはまだまだほど遠いが、習うより慣れろのスピリットで犬を呼びに出かけまーす。
上野公園へやってきましたー。紅葉がとてもキレイでしっとりとした秋の昼下がり。なんだか指笛で犬を呼ぶっていう爽やかなイメージとはちょっとちがうし、やたらハトしかいません。
果たして、かすかな指笛に反応してくれる従順な犬たちはいるのでしょうかー?
ターゲットその1 ポッキーちゃん(メス)
ドッグモデルとしても活躍するポッキーちゃん。人見知りはほとんどなく、初めての人にもすぐになつくのが長所のキュート犬。
ターゲットその2 チャミちゃん(メス・母) チヨちゃん(メス・娘)
かわいいお洋服を来た親子犬。最近太り気味のおかあさんのダイエットのために、毎日の散歩は欠かせない日課なのだとか。
ターゲットその3 ミニちゃん(メス)
ミニチュアダックスフンドのミニちゃん。とにかく人が大好きで、知らない人にもなりふりかまわずついていってしまうのが玉にキズ。
まとめと考察