駄菓子屋にあるような本格的な駄玩具は、大人になるとどこが面白かったんだべか、と思うものも多い。その筆頭として挙げられるものの一つが「ようかいけむり」だろう。
火のないところに煙がたってしまう「ようかいけむり」。 指先につけてこすると煙がでる「ようかいけむり」。 大人になり、つい懐かしくて買ってしまい、会社に持って行ったら大人気だった「ようかいけむり」。
実はみなさん大人になっても大好きなのでは? その「ようかいけむり」、手作りしてみました。
(佐倉 美穂)
マッチ箱でできるんです
ようかいけむりを手作りする方法はいたって簡単。 マッチを擦るあの茶色い部分を燃やして、できあがったニチャーとしたものを指に付けて擦ればいいのだ。
茶色い部分はたくさんあった方が良かろう、ということで、大きいマッチ箱を購入。 明らかに普通の開け方と違うところにハサミが入る。
燃やしますよ
その茶色い部分を細かくちぎり、灰皿に置く。
ぽつん。
さみしいので、少し豪華に、かつ燃えやすいようにマッチでやぐらを組んでみる。
いざ、点火!…と思ったが、マッチを擦ろうにも擦る部分は無惨な姿でそこにいたのだった。少しありえない方法でマッチに火を付け、燃やす。
でーきたー
んむ…なかなか燃えない。紙の間にマッチを差し込んだりしてやっとくすぶったか、という感じになった。 そして灰皿の下には…できてます、ようかいけむりの元、茶色いヤニのようなもの。
指につけて強く指を付け離しすると、煙が出た!
遊びましょう
指を擦るといったら指パッチン。指パッチンといったらポール牧でしょう。
すみません、写真が小さすぎて煙りが見えません。
あと煙といったら煙草。 私は喫煙者ではないので紫煙をくゆらすという言葉に憧れることもあった。 それを今実現してみようじゃないの。煙草の煙ではないけれども。
さて童心にかえって遊んだところで、処分に困ったのがこの大量のマッチ。 そのまま捨てるのも恐いし…。トイレのにおい消しに持ち歩きましょうか。擦る部分がないけれども。