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コネタ415
 
ねこまんま弁当を買いに

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「汁かけめし快食學(遠藤哲夫著・ちくま文庫)」という本を読んた。汁かけごはんに考察を加え、さまざまな汁かけごはんを紹介している。興奮した。

なかでも、熊谷にあるという「ねこまんま弁当」が気になった。食べてみたいぞ、ねこまんま弁当。

熊谷か。少し遠いがそういうことに時間を惜しんではいけない。週末、熊谷まで行ってみたニャ。
林 雄司

熊谷。夏は暑く、冬は寒い。
構内の自販機。ぜんぶ狭山茶。志村けんの東村山音頭で有名になった。
ねこまんま弁当があると聞いたお総菜屋さん。

ねこまんま弁当を追え!

この本によると、熊谷のねこまんま弁当はごはんに鰹節としょうゆをかけたものらしい(このほか、みそ汁かけごはんというパターンのねこまんまも登場するが、詳しくは買って読んでください)。

熊谷の駅ビルに入ってる「たま井」とあったが、行ってみると駅ビルは「アズ」、そのみせは「タマイフーズ」になっていた。カタカナだ。

お総菜やお弁当が売っていたが、ねこまんま弁当はなかった。お店の人に聞いてみる

--- ねこまんま弁当ってないんですか?

「経営者が変わってからもうやってないのよ」

がーん。ないのか。そうかー、経営者変わっちゃったのかー、と思ったところではじめて来た店なのでとくに感慨はない。

今回のまとめ

ねこまんま弁当はもうやってません。「ない」ということがわかっただけでも収穫です。

自分でごはんにしょうゆとおかかかけて食べよう。

 


やたらと青空
焼豚目玉焼き丼。ぶ厚い焼豚がたくさん。

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このまま帰るのもなんなので、さっきのタマイフーズでお弁当を買い、荒川土手に出た。

風が強く、ものすごく寒い。寒さで顔がかじかむ。このとき、携帯に電話がかかってきたのだが、寒くてうまくしゃべれないので途中で折り返しにした。土手は広く、荒川の水面が見えなかったのでもしかしたら土手じゃなかったのかもしれない。いや、たぶん土手だと思うけど。

つながれてない犬がやってきたので、弁当をあげた。犬が主に肉を食べて、僕が主にごはんを食べた。

ねこまんまを探しに来たのに、けっきょく河原で知らない犬とごはんをシェアしている。

ってちょっとオチになるかも、と思ったけど書いてみるとどうってことないですね。

「くれ。」
「わふわふわふ」


ちゃんと読め

家に帰ってからもういちど本を読んだらねこまんま弁当の記述に「最近は姿が見えないが」とあった。

熊谷まで行く前にちゃんと読め、おれよ。と思った。そしてさらに調べたら著者 遠藤哲夫さんのサイトに写真があった。
→リンク
写真を見たらもっと食べたくなった。自分で作ります。

弁当たべおわって満足げ

 

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