街角で、ブルーシートに包まれた梱包物件を見つけました。中央下にある茶色い四角はガムテープのようです。
写真を撮ろうと思って、近付いてみました。あんなことになっているとは知らずに……。
(八二一)
全景
青いブルーシートは、高いポール状のもの(電柱?)にくっついています。何を梱包しているんだろう、と近付くと……
近付いてみた
ガムテープで囲まれた四角いワクがあります。妙に目立っているこの四角、なんなんでしょうか。
さらに近付いてみた
おや、よく見ると何か書いてあります。
ココからって……
「ココから」と丁寧に開け口が示してあります。ココから開けろということですか?
こっちにも……
左側にも「ココから」と書いてあります。この中には、一体何があると言うのでしょうか。なにか、謎めいた秘密のにおいがします。
ふるえる手でめくってみる
「ココから」と丁寧に表記してあるのですから、めくってみてもいいのかも。ベリベリベリ……。おおっ、すごい。ガムテープがくっついていて、剥がしながら開ける仕組みになっています。閉じた時には、ちゃんと密閉できるようになっているのです。
つまみ部分はつまみやすいように、折り曲げてあります。これを作った人は、まめですねー。
そして、現れたのは……、
で、でました!ボタンです。こ、これは……あの、押してはならないボタンなのでは!?(ある種そうです)。
このボタンを押すことによって、世界が変わるかもしれない……!?(叱られます)。
そんな重要なボタンが、こんな風に隠されていたなんて。こんなになにげなく、街角に。ブルーシートとガムテープに隠れて!
うしろかた見たところ
見た目は、こんなだけど、これは世間を欺くための仮の姿なのでしょう。
「ここにはねー、重要なものが隠されているんですよー、皆さーん」と叫びたい衝動を抑え、秘密の重さに耐えながら、今後の生活を送らねばならないとは。
後日
あっ、ブルーシートがなくなっています。
例のボタンが白日の下にさらされています。というか、この時点で、ボタンではなく、フタを開ける取っ手だったのでは、という気がしてきました。
先日は、押す押さないでパニくってましたが、このつまみはフタを開けるものなんでしょう。
その中には、きっと暗証番号とかあって、それを解除できた時に本当のボタンが現れるんですよ。
だって、ブルーシートを開けたらいきなりボタンじゃ、あんまりです。
さらに後日
でた!上のブルーシートの物件とは、別の場所ですが、またしても、隠してあります。今度は、ダンボール箱にビニール荷ひもでがっちりガードしてあります。
交通信号制御機
そのダンボール箱をよく見ると、交通信号制御機と書いてあります。なーんだ、信号を制御する装置だったんですか(元箱を利用して梱包とはニクい)。私はまた、トップシークレットに物騒なボタンが隠してあるのかと思いましたよ。
なるほど、ここに隠れているボタンを押したりしたら、信号がおかしなことになって、困るんですね。