昨年、友だち3人で台北に行くことになったとき。 幹事の私は「あのさあ、いっぺんやってみたかったんだけど、インターネットでいっちばん安っいツアーを申し込んでみてもいい? アホみたいな値段のやつ!」とか何とか言って、爆安ツアーを予約してしまったのです。 で、これが……結果的にハズレだったのです。2泊なんだけど街を歩けるのは実質1日しかなくて、しかし免税店には無理矢理数時間連れていかれるような……宿泊ホテルの設備も最低ライン。 仲良しの私たちも、予想を超える強行軍に笑う余裕がなくなり、険悪な雰囲気になったものでした。ケンカ寸前。 あの時はヤバかった(ごめんよ友よ、でも許してくれてもいいじゃんか……)。
しかしまあ、短期滞在といえど、フル稼動で歩いて回り、夜市なんかも行ったのです。食べ物と雑貨で活気にあふれた屋台は、ひじょーに楽しいものでした。 その中で「これは、いいね!」と思ったもののひとつに、「トマト飴」がありました。 要は日本の屋台のリンゴ飴と同じ構造なんですが、芯がリンゴじゃなくてプチトマトなわけです。 あれ、食べたいなー……とフト思い出して、自宅で作ってみることにしました。 (text by 大塚 幸代) |