お地蔵さんはいろんな服を着ている。 最近は物のある時代になったせいか、おしゃれなお地蔵さんが増えた気がする。 もしかしたら、お地蔵さんは自分よりおしゃれな服を着ているかもしれない。
お地蔵さんのファッションチェックがしたい。
(text by 庄司 暁子)
お地蔵さんは意外な程オシャレだった。
たかがお地蔵さん、されどお地蔵さん。 見つけては目に飛び込んでくるのは、斬新な色使いと それを忠実に着るお地蔵さん。
アクセサリーは体の一部。
お地蔵さんは、人でいう入れ墨のごとくか、体に直接ペンダントなどが彫り込まれていた。 つまり、そういったアクセサリー類を体の一部として取り込んでしまっているのだ。 アクセサリーをつけ忘れたってへっちゃら。だって体にあるんだもの・・なんて。 かなりのファッショナブル加減。
そこには「愛」があった。
手作りの服も、お下がりの子供服でも、丁寧に着せられている。 今回は紹介できなかったけれど、お地蔵さんの周りにはお花や風車、時にはドライフラワーなどが綺麗に置いてあった。
お地蔵さんの多くは、子供の守り神なんだそうだ。 ちょっと怖いのは、子供を守るためかもしれない。