さて、あぶります
それにしても紙が巨大だ。なにしろ模造紙だ。文化祭じゃないんだから。
年賀状サイズのあぶり出しなら家庭のコンロで十分だが、これはそうもいかない。
という訳で野外に七輪、出動。
七輪の火が美しい。キミであぶった肉はなんであんなに美味しいんだろうね。
その七輪リスペクトな思いを抱きつつ、模造紙のあぶり開始。
これがなかなか難しい。最初は一人でやっていたが、途中から高橋さんにも手伝ってもらってあぶる。
最初に文字が浮き上がってきた時は「おおっ」等嬌声をあげていたが、次第に淡々とした「次右」「上にずらして」等の業務連絡的な会話だけになってしまった。
それ程集中する作業、あぶりだし。半ばからはどれだけ七輪から離していると適度にあぶりだされるかも二人はつかみ、あうんの呼吸で紙を動かしていた。
そしてわかったこと。
グレープフルーツジュースはあぶるとクレープの香りがする。
甘くて優しいにおい。ああ、チョコバナナアイスのクレープ食べたい、なんて思いつつあぶり出し、完了! |