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コネタ


コネタ549
 
ショートケーキに歳の数だけローソクは立つか
文句あるか

今年も誕生日がやってきた。三十路を越えると1年なんて「あっ」という間だ。誕生日なんて、すぐに回ってくる。

「30を過ぎると坂を転げるようだ」という例えをよく聞くが、それどころではない。ターボのついたローラーシューズで坂道を滑走しているようなものだ。

…そんなことはどうでもいい。大人は大人らしく、自分の誕生日を豪快に祝おうではないか。

というわけで、久しぶりにケーキにローソクを立てようと思います。歳の数だけ。37本。

高瀬 克子

まずはローソク売り場へ

いま、世の中にはどんなローソクがあるのかを見に、おなじみ「東急ハンズ」へやってきた。ちなみにローソクは「パーティーグッズ用品」売り場にあります。


全体的にアメリカンな雰囲気
なんというか、イッちゃってます
これ、垂れたロウはどうするんでしょうか
熱感知センサー付き。火をつけると「ハッピーバースデイ」が流れる仕組み

なんだか、予想以上にスゴイことになっていた。

でも、私が欲しいのはもっとシンプルで細いやつ(なんせ37本)だ。質より量の挑戦なのだ。

ハンズの店員に聞くと「製菓用品売場でも売ってます」という。というわけで、そっちで普通のローソクを大量に買い込むことに成功。

 

お次はケーキだ

デパ地下のケーキ売場をウロウロした。普段ケーキを買う習慣がないので、たまにショーケースの中を見るとギョッとする。


犬だそうです。職人さんはヤケクソだったんでしょうか
こちらは猫らしいですよ

デコレーションケーキはドーンと立派なものが揃っていたが、普段甘い物を食べない私が大きなケーキを買っても仕方がない。

ショートケーキ1つあればいいのだが、デパ地下のケーキはどこもチマチマしていて、とてもローソクを立てられるような形状ではなかった。そこで、職場近くの街(超庶民的)のケーキ屋へ行くことに。


日本語じゃなかった
なんて書いてあるんだろう。でも漢字はさすがに意味が分かりますね

右奥にあるのが普通サイズのショートケーキ。サイズの違いがよくわかりましょう?
6本入りパックを7個、計42本を用意

そこには、私が探していた理想的なショートケーキがあった。

普通のサイズよりも大きくて、シンプルで、ゴテゴテしていない。

まるで「ショートケーキにローソクを立てたいんなら、私しかいませんよ」とでも言いたげな余白がある。なんて頼もしい。

残りの1個を慌てて買って帰った。さっそく帰ってローソク立ての作業に入ろう。そして盛大に吹き消して願いごとをしよう。

恐怖を感じました

東急ハンズで買ってきたローソクを袋から出して、そのボリュームに驚いた。

…これは37本、果たして無事に乗りきるんだろうか。

不安を感じながらも、なるべく隙間を詰めて、1本1本、キチキチに並べていった。

 

25本が限界でした

これ以上乗せたら、ローソク同士が接触してしまう。無念だが、今回はこれで勘弁してもらいたい。

でもまぁ、歳の数なんてどうだっていいじゃないか。節分にキッチリ数えて豆を食べたことがないのと一緒で、要は「祝う」という気持ちだ大切なんだ。うん。

では、さっそく点火してみましょう。


炎上

…怖かった。

というか、なんだこの炎の高さは。最近のローソクは炎の量で勝負か。
サービスか。――と思ったら、窓が開いていたので慌てて閉める。


やっと炎が落ち着きました


いや、それにしても、これだけの量のローソクが一斉に燃えている光景には、やはり恐怖を感じる。思わず「なんで事前に水を張ったバケツを用意しなかったんだろう」と悔やむほどであった。慌てて撮影して、慌てて吹き消す。

あ、願いごと、しわすれた…。


無事、鎮火

もうしません

思わぬ恐怖を感じた今回の試みであったが「ケーキにローソクを立てるなら十分に間隔をあけよう。せめて10本までに抑えよう」という貴重な教訓を授けてくれた。

来年は、素直に「大3本」と「小8本」にします。

よい子のみんなはマネしないように

 

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