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コネタ


コネタ614
 
地味に種類の多い食べものと向き合う

スーパの商品棚を前にして、ときどき思うのだ。

「なんかこれ、種類、多すぎないか?」

多彩で選択の幅が広いというのはいいことだ。自分に最適のものを買うことができるし、眺めていて単純にワクワクする。だが、その種類の多さをどうも持てあますような商品にときどき出くわす。

そんな気になる商品を片っ端から購入してみた。種類の多さに個人的に折り合いを付けたい。(古賀及子


クラコット、4種類

クラコットは健康食品系のクラッカーだ。普通のスーパーだと大概プレーンの一種類が置いてあると思う。が、成城石井だとか、ガーデン自由が丘だとかの高級スーパーや輸入食材系の店で驚くべきラインナップが展開されているのだ。

ざん。近所の輸入食材店にて

プレーン、全粒粉、玄米、食塩無添加。4種類がずらりだ。パッケージだけだと全体的に大きな違いが分かりにくい。よく見るとそれぞれ違ったキャッチコピーがついている。

全粒粉「食物繊維がうれしいね」
玄米「手軽に玄米うれしいね」
食塩無添加「さっぱり味がうれしいね」
プレーン「素直な味がうれしいね」

最終的にどれもうれしいことになっている。わさっと全部買いしてみた。

右から、玄米、全粒粉、プレーン、食塩無添加

それでは、食べてみます。


  ふれこみ 食感
プレーン 素直な味 軽くて甘しょっぱい ホロサク
全粒粉 食物繊維 どっしりしてる バリバリ
玄米 手軽に玄米 香ばしい。穀類の苦み ザクザク
食塩無添加 さっぱり味 甘みがある サクサク

うん。どれも美味しいし、味もちゃんと違う。

が、その美味しさのベクトルは同じだ。ザクザクしたクラッカーというスタンス。だったらどれだっていいのではと思ってしまう。そう、絶対コレ! というのがない。どれにしようか迷っちゃう、というよりも、どれでもよくて迷っちゃう。

種類の多さにただただ翻弄されている。美味しいのに、好きなのに、なんだろう、もどかしいこの気持ちは!

シーチキン、5種類

続いてはシーチキン。シーチキンというのははごろもフーズのツナ缶のブランド名であるが、その種類の多さには常々うろたえていた。近所の小さなスーパーですら↓こうだ。

左上から右下まで全部ツナ缶

とりあえず、バラ売りしていた5種類を買ってきてみた。

確かに、それぞれに違いがあるのは分かる

こちらもいざいざ、試食です。


  魚肉の種類 状態/調理法
素材そのままシーチキン ファンシー ビンナガマグロ ぶつ切り/水煮 あっさりしている
シーチキンL フレーク エコナ キハダマグロ ほぐし身/油漬 シーチキンだ
シーチキンL フレーク キハダマグロ ほぐし身/油漬 シーチキンだ
シーチキン マイルド カツオ ほぐし身/油漬 シーチキンだ
シーチキン ファンシー ビンナガマグロ ぶつ切り/油漬 シーチキンだ

……ははあ。どれも美味しい。“ファンシー”と付くのはビンナガマグロで、“L”と付くのがキハダマグロ、“マイルド”と付くのはカツオが素材らしいというのは初めて知った。そうだったのか。

それにしても、どれも、ツナだ。
これらの缶詰は原料の魚と魚肉の形状、そして調理の方法によって分類されなんと14種類が発売されているという。ツナ缶に14種類だ。使い切れないよ、使い分けきれないよ。あわわわわ。

ちゃんと味の違いはあるけど、どれも、最終的にツナ

缶詰はそれぞれ多少値段のばらつきがある。こだわりのない私は今まで一番手頃なものを適当に選んで買っていた。多分この先もそうだろう。

値段以外に何かしらの確かな思いを胸にツナ缶をセレクトできる日が来る気がまるでしない。さみしい。

サンロイヤル、3種類

最後は食パンだ。袋入の食パンは各メーカーからいろいろな商品が出ているが、そんな中でも私が常々関心して見ていたのがヤマザキのサンロイヤル。赤と青と金の3種類がある。

どれもサンロイヤルです

赤がサンロイヤル・サンアローマ、青がサンロイヤル・ファインアローマ、金がサンロイヤル・スーパーアローマ。何やら3つがアローマでつながっていることは分かる。

とにかく、食べてみよう。

生とトーストで試食

  値段 解説
サンアローマ 141円 通常の小麦粉を使用した飽きのこない味 イーストの香りが強い。
ファインアローマ 170円 上級の小麦粉を使った本格派 生でも焼いても美味しい
スーパーアローマ 200円 バターと上級小麦粉を使った贅沢品 焼くと非常にサックリ。
ただし、生だと繊維が詰まり過ぎてる感じ

クラコットやツナ缶に比べると、決定的に違うのは値段だ。赤→青→金の順に値段が30円づつ高くなる。ハッキリと表れる階級感(クラコットもツナ缶も値段差はあるけどこうまでハッキリ段階的に分かれていない)。

ただ、安いから不味い、高いから美味しいという訳ではないようだった。私は青のファインアローマが好きだったけど、どれもそれぞれに良さがある。どれか一つだけ買って食べるのであればどれでもいい。

食べ比べを終えて

クラコットも、ツナ缶も、食パンも、ちゃんとこだわりを持って選んで買っている人は大勢いるのだろう。だから種類の多い状態がキープされるし、もしかしたら今後もその種類が増えるかもしれない。

わたしは、どうしよう。たぶん今後もなんとなく、適当に選んでいくんだろうと思う。

ちなみにツナはどの缶詰のも、どの食パンにもどのクラコットにもばっちり合いました! 本当もう、どれでもいい!

ちなみに食パンは厚みも10枚切り、8枚切り、6枚切り、4枚切りがあった。ヒー!

 

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