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コネタ


コネタ657
 
かんてんで色相環をつくる

こういうの

デザイン科だった学生時代、「色相環」についてちょくちょく勉強をした。色相環とは、赤・青・緑の三原色を基準にした12色を環状に配したカラーチャートのことだ(右図参照)。

当時、教授が「色相環、色相環」というたびにこっそり思い描いていたイメージがある。「色相⇒色相かん⇒しきそうかんてん」。

何が言いたいのかさっぱり、かと思われます。えーと、「牛乳かん」「トマトかん」と並ぶかんてん料理、「12色相かん」を作りたいのです。

(text by 田中あずさ

色水づくり

「牛乳かん」「トマトかん」などのかんてん料理と肩を並べる「色相かん」は食べられないと意味がない。絵の具を溶いた色水を使えば、ばっちりキレイな色相かんができるのだろうが、今回は食べられる色相かんをめざして色水を作ります。


赤: トマトジュース オレンジ: まろやかキャロット きいろ: グレープフルーツ+食紅(黄)
きみどり: グレープフルーツ+ゴーヤ みどり: 緑の野菜+食紅(緑) あおみどり: 緑の野菜+マイシロップ(ブルー)
みずいろ: マイシロップ+水 あお: マイシロップ+水 ぐんじょう: マイシロップ原液
むらさき: グァバジュース+マイシロップ ピンク: グァバジュース こいピンク: グァバジュース+食紅(赤)


寒色系は苦戦するかと思っていたが、食紅を使えば一発だった。大塚さんの「青くする実験」という特集を読んで「食紅ってすげー」と思ったものの、こうまで自在に色が再現できるものとは。


飲む色相環

飲食可能なもので作った色相環。こうしてみると、食紅を加えていない赤やオレンジあたりもケミカルに見えてくる。


型入れ

できあがった色水に溶いたかんてんを混ぜて、製氷皿へ。


6時間後

えええ〜・・・・・・。すみません。上手に固まっていません。がっかりです。
それにしても、見事に環状にしたがって固まらなくなっている。かんてんの量も基準の三倍は入れたし、どの色水にも同じ条件でしたのに。・・・スプーンですくえないものさえあるよ。


12色相かん、一丁あがり。

まとめと考察

食べられる色相かんを作るのは案外むずかしい。
味はゴーヤの苦みとブルーシロップの甘〜さが交互にします。色のジャンキーさもあいまって、視覚からも味覚からも体がびっくりしているのがわかりました。甘いような苦いような。きれいなような汚いような。食べたいような食べたくないような。

さいごになりましたが、色相かんの他に「○○かん」で作ってみたいもの。
アジカン⇒アジのかんてん寄せ
フラカン⇒かんてんのフライ 
ミツカン⇒はちみつかんてん
多幸かん⇒かんてんの炊いたの

※以上、順に「アジアンカンフーゼネレーション」「フラワーカンパニーズ」「株式会社ミツカングループ」「多幸感」より

みなさんの「○○かん」も、教えていただければ喜びます。



 

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