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コネタ686
 
誕生日の祝い方

壁直塗り文化(参照)がはびこる沖縄では、誕生日もやっぱり壁を塗り祝う。おめでとうの気持ちを壁画で表現するのだ。今回はそんなハッピーな壁画の数々を集めてみました。このところ壁画関係の話題が多くて申し訳ありませんが、気にし始めると次から次へと目に入ってくるものなのです。

安藤 昌教

ちえこ&としのぶ。恥ずかしいだろう、思いっきり取り上げさせてもらいました。

本当の沖縄がここにあります

場所は海。防波堤のコンクリート壁は格好の塗りポイントだ。抜けるような青空、エメラルドの海、そしてペインテッド壁。これぞ沖縄、そんな景色がここにはある。


唐突にアンパンマン。その意味は不明。

海沿いの壁には所狭しとペイントが施されている。壁ペイントというとヒップホップ系のグラフィティを思い浮かべる人も多いかと思うが、沖縄の壁ペイントはより大衆化されている感がある。

中でも目立つのが誕生日を祝うペイント群。お誕生日おめでとう、の意味を込めて暑い中、壁、塗ってみました。ああそうか、こうやって書いてみると祝い事に壁塗るのもなんだか筋が通っているような気がしてきた。まあ見てください。


健太君は今頃22才のはず。おめでとう、健太君。
キムさんは18才。おめでとう、キムさん。
プーさんの絵はサチの誕生日を祝ったもの。
ナネットは40才。
アキヒトさんは21才。アサミさんより。あ、これ女性から男性へ送られた壁画だ。
アンディさんは34才。これ、年齢のところだけ変えて毎年使いまわしてる。
ハッピーファーストバースデー。おめでとう1才。グラデーションが美しいです。
ダイアナもおめでとう。デユーイをつれて海沿いを散歩しようよ、そう言っています。

 

いいのか

ていうか誕生日だからって壁、塗っていいのか。わからなかったので偉い人に聞いてみました。

「はい、**町役場です」
あの、ええっと、海辺に壁がありますよね、あそこに絵とか描いてもいいんですか。
「・・・ちょっとお待ち下さい。」
すみません。

「お待たせしました、これから描かれる、ということですか。」
いえ、そういうわけではなく単なる興味で。
「・・・少々お待ち下さい」
うわ、面倒くさそう、切るか、切ろうか。そう思っていた矢先だった。
「すみませんが海岸の管理は県の管轄でして、そちらにお問い合わせ願えますか。番号は・・・」

県。一つステージが上がってしまった感がある。だけど番号教えてもらったからには、と思い問い合わせてみた。

(質問省略)

「海岸のコンクリの壁ですね、確かにうちが管理してます。ペイントですか、ええ、特に許可とか出してるわけではありません。ですがそんなに目くじら立てて取り締まっているわけでもないです。なんというか、落書きというよりアートですよね、あれ。ご近所からも特に苦情とか頂いていませんし、悪いことではないと思っています。」

描いていいのだ。

驚いた、なんと寛大なことか。沖縄で壁直塗り文化が浸透してきた理由が少しわかったような気がした。

発展を願います

メッセージは苦労して伝えた方が気持ちが伝わるような気がする。その点で壁画にして伝えるという手段は有効なのだろう。禁止されてるわけでもなさそうなので、これからも安心して熱い思いを壁にぶつけていってもらいたいと思います。

恐ろしく完成度の高い作品もあります。

 

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