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日本最速!球速161km/hはどれくらい速い?
 

先日、横浜ベイスターズのクルーン投手がそれまでのプロ野球記録を2km/hも上回る、時速161kmという球速を記録した。夢の160km/h台が遂に実現し、今後の記録更新にも期待がかかっている。

で、時速161kmと言われても一体どれくらい速いのか、今ひとつ実感が湧かない。という訳で、身近なもので時速161kmを体感してきた。

(text by 住 正徳

新幹線が160km/hで走る場所を探せ


バッティングセンター

最初、都内近郊のバッティングセンターで球速160km台の球を投げる場所がないか探してみた。何軒か電話をかけて聞いてみたが、どこも150km/hのマシンが最速で、それ以上の速度は用意していなかった。160km/h台だとあまりにも速くて危ない。みなさんそう言っていた。

野球のボールで161キロを目の当たりにするのは難しそうなので、高速移動する乗り物で時速161kmを体感しようと考えた。


東海道新幹線

高速移動する身近な乗り物といえば新幹線がまず浮かぶが、ちょうど時速161kmで走っている場所があるのか、ましてやそれを目撃する事が可能なのか。見当もつかなかったのでJR東日本に問い合わせてみた。

「都内近郊で新幹線が時速161kmで走っている場所はどこですか?」

唐突な質問にも関わらず、丁寧に対応していただけたのだが、基本的に新幹線の速度については運転手さんしか分からないらしく、いくつかの部署を回されて、最終的に運転業務を中心とする部署の方が対応してくれた。

「東海道新幹線の場合、駅に到着する4km手前から減速を始めます。その時の時速が約160kmです」

ピタリと時速161kmとはいかないまでも、駅の4km手前で時速約160キロで走っている事が分かった。
都内近郊で新幹線の駅から4キロ離れている場所を探そう。


東海道新幹線

調べると条件に合う場所が2カ所だけ見つかった。
一カ所は品川区の大森貝塚近辺。もう一カ所は横浜市港北区の鶴見川付近。大森貝塚は新横浜から品川駅に上る新幹線が減速を始める場所で、鶴見川では逆に品川から新横浜に下る列車が減速を始め、いずれもその時の時速は約160キロ。

地図を見て検討の結果、鶴見川付近が撮影に適していそうだったので、横浜市港北区に向かう事にした。最寄り駅は東急東横線の綱島駅。そこから歩いて15分程度の土手が絶好の撮影ポイントのようだった。
ちなみにここは、かつてタマちゃんフィーバーが繰り広げられていた場所である。

 

駅まで4キロの地点で新幹線を待つ


綱島駅、夜9時30分

仕事の関係でどうしても夜しか時間が取れなかったので、綱島駅に到着したのは夜の9時30分過ぎになってしまった。新幹線のダイヤによると撮影のチャンスは3回しかない。22時、22時29分、23時6分に新横浜駅に到着する新幹線が、鶴見川にさしかかる手前を狙う。


鶴見川土手

土手にデジカムを設置して新幹線の通過を待つが、それにしても暗い。


真っ暗な中 陸橋に向けてカメラを構える

明るいうちに段取りをつけてやって来れば良かった。今年下半期の課題はスケジューリングだな。そんな事を考えながら陸橋を見つめていると、乾いた音を轟かせながら新幹線が下って来た。



これが時速160キロだ

動画
>>ブロードバンド
>>ナロードバンド

映像では、まず左から右に新幹線が通過する。これが時速約160kmで移動する新幹線だ。その後、右から左に移動する新幹線も写っているが、これは品川に向けて加速している新幹線なので、160キロよりも速い。


 光となった時速160キロの新幹線


いかがでしたでしょうか? 時速160キロの世界。
ぶっちゃけ、こうして映像で見るとそれほど速くないなあ、と思えてしまえます。
現場で見ても驚くほど速いという感じはせず、ああ、新幹線の速さだな、という印象でした。

ただ、これが野球のボールの大きさで移動する訳ですから、打席に立ったら驚くほどのスピードなのでしょう。そりゃあ、赤星(阪神タイガース)もファウルが精一杯ですよ。



 

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