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コネタ720
 
ラジオに出ました

去る7/28(木)、ニフティ古賀さんと私でラジオに出させていただきました。制作日記でちょろっとお伝えしておりましたが、今日はその顛末を記しておこうと思います。と、なるべく興奮を抑えつつ話しておりますが、あらためてそのときのことを考えると非常にくすぐったいです。

番組は 文化放送「 辻よしなり ラジオグラフィティー 」。初めて見るラジオの現場は、予想と微妙にずれていて、ちょっとした異世界のようでした。

乙幡 啓子

ある日自分に1通のメールが届いた。ニフティの古賀さんからだった。

「大変なことが起こりました!」
「助けてください〜!ヒー!」

というような文面だったと記憶している。うわっ、何事か!?私の原稿に何か間違いでも??と、よくよく聞いてみれば、「ラジオで名古屋取材の際のいろいろなエピソードを話してくれとの依頼が来た」というのだ。なんだ。そんなにビビらなくても。

ことの始まりは、デイリーポータルZ編・小学館「名古屋の不思議」。そこへ名古屋特集をやろうという文化放送さんからお話がまわって来たそうなのである。

名古屋のことを、私たちのような関東どっぷりな人間が語るのは面映い気がするが、去年・今年と外部の人間の目から取材してきたことを話して欲しいというので、それならとお引き受けした。第一それに、ラジオに出るなんてそうそうないこと。非常に興味深いじゃないか。

古賀さんは当日までそれこそ「ふるえて」過ごしていたそうだ。私はわくわくする気分を色褪せさせないよう、あえて考えないようにしていた。やがて、いきなり当日がやってきた。


通された待合室には各番組のパネルが。放送局という気分が高まる。

出演するコーナー「今日のイチオシ」の開始1時間前に、放送作家の宇津木さんと台本にそって打ち合わせ。芝居の台本のように、進行役とゲストとのやりとりのセリフ内容がざっと書かれている。まあこのまま話せということではないが、正直、ここまで書いてあるものとは思わなかった。デイリーポータルZラジオに決定的に足らない何かが、その4枚の台本の中にあった。


ざっと読んでチェック。
自分たちが取材していない話題が書いてあったので、関係者に確認。

確認したところ、その話題については今回誰も取材していなかったようだ。「それではそこは正直に、取材してないってことでいいですよ」 なるほど、それはそれでいいのか。

なお、今回は番組中に名古屋在住の方が電話出演されるので、事実関係はその方におまかせできる。


打ち合わせしながらも、オンエア中のブースが見える。気になる。
打ち合わせスペース横の棚に、スタッフの方が小道具をしまいにやってきた。でかい「ゴング」だった。

それにしても静かだ。もっとスタッフの方がバタバタと走り回る様子を想像していたのだが。そして開始前にも、なんというか、おごそかなカウントダウンや、「そろそろです!」と真剣な表情で伝えに来るADさんを想像(妄想)していたのだが、まったくそんな雰囲気もなく、陽だまりの中、淡々と時が経つ。

そう、陽だまりといえば、オンエアのブースに窓があったことにも、古賀さんと驚いていた。密閉された窓のない空間で録ると思っていた。おのぼりさんみたいだがしょうがない。

そしてやっと、ブース手前の調整室入り。10分ほどスタンバイした後、ブースへ引率される。


調整室で。本日の放送用の「カタパン」とカナヅチがすでにスタンバイ。

「そろそろ入ってくださいー」「ひー」

「本日はよろしくーお願いしますー」「しますー」

?構成作家さん(左)と、ディレクターさん?(右)も、ブースに入るのね。

このとき、ニフティの別の社員の方にも来てもらって撮影係をお願いしていたのだが、まさかブースの中に入って撮影OKとは思わなかった。そんなところも妙な雰囲気を感じさせるラジオ局。そうか、いいのか。

コーナーの始まる前に。
パーソナリティーの辻さん:「お二人とも、出身はどちら?」
古賀・乙幡 :「あ、関東です。東京です」「ええ、群馬です」
辻さん:「じゃあ、名古屋にはなじみはないわけだ」
2人:「ええ、全然!」

そのすぐ後に本番。さっきの自然なやりとりのおかげか、すっと放送になじんでいくような気がした。辻さんの声、すごく大きかったですが。

「名古屋は、謎だらけだがや〜!!」


大須の岩瀬パンの「カタパン」を実際にかじる。

これはたぶん古賀さんがしゃべっているとき。人の話しているときは余裕をかましていられたが、自分の話す番になると全部ふっとんだ。

辻さん、そして藤木アナのしゃべりはもちろんとても自然だったが、それでも台本を目に入れつつ細かく流れに神経を使いながら進行されているのがよくわかる。ゲストの言うことにも耳を傾け、次の進行に合わせてネタを調整していく。なので、自分のしゃべる番になると、時間をなるべくとらないよう、つっかえないよう話さねばと思ってしまい、逆に調子が上っ滑りになってくる。

私の隣のディレクター氏は、要所要所で各人の台本に赤線を引いたり、指差しでタイミングを伝えたり、番組中休みなく指示を出していた。そうしながらも、笑いどころになると一緒に笑って、雰囲気を盛り上げていた、ようにお見受けした。

台本にないことを聞かれたらどうしようかとメモもしておいたが、なんとか終わりに近づいてきた。しかし最後に「今後名古屋本の第2弾は?」と想定外のことを聞かれ、案の定あわあわ。


最後は記念撮影。番組のサイトにも載っています。

15分、長いようで短かった。終わってみるともっと長くあそこにいたいような気もしてくる。

自分たちの番が終わり、ブースを出た後も、ガラスの向こうではもう次のコーナーが始まっている。1日中、ここではこんな空気が流れているのかと、ラジオに関わる人々をちょっとうらやましく思うのだった。


 

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