「サンダーバードの発進気分が味わえる立体駐車場がありますよ。」
またまた読者の方から、一通の謎めいたメールが私宛に届いた。滝の中から飛び出すとでも言うのだろうか?
「しかも軽自動車だと30分100円と、意外と安いんです!」
よくわからないが、メールの情報を頼りに秘密基地気分が味わえる駐車場とやらに行ってみた。 サンダバーズ、アー・ゴー!
(T・斎藤)
繁華街のド真ん中にある秘密基地
秘密基地は、意外にも繁華街のド真ん中にあった。 テレビで見た秘密基地は富士山の麓とか海の真ん中にあったりしたが、繁華街とは盲点だった。 何気に便利なロケーションの秘密基地。
が、車で通るにはあんまりなほど繁華街のド真ん中。 タクシーとか業者の車しか通らないような狭い路地を進んで行く。 やはり秘密基地だけにその道のりは容易ではなかった。
右も左も一方通行、という道を行くと やがて目的の立体駐車場が現れた。
ここがウワサの立体駐車場。 入れるのは前から?後から? と一瞬悩みつつも、前から突っ込んでいく。
にしてもなんだ? この狭さは!?
今回、私はカメラマンに徹する為、かみさんに運転役をお願いしたのだが、この入り口の狭さに狼狽気味のかみさん。
駐車場のおじさんの声を頼りにハンドルを切るが、ほんと壁にドアをこすりそうなくらいギリギリだ。
ドキドキしながらも格納に成功!
普通の立体駐車場ならここで車を降りるわけだが、ここの場合はドアを開ける余裕もないくらい幅がギリギリ。 で、どうなるかというと…。
人を乗せたまま、そのまま上に上がっていった。 おお! たしかにこれは秘密基地のそれだ。 かっこいい。
エレベーターで上がって行った先には、広大な駐車スペースが広がっていた。こんな風になっていたとは…!
秘密基地の正体
車から降りた後は、エレベーターに乗って地上に出る。 ビルの3階から下はテナント。つまり、この駐車場は商用ビルの駐車場だったわけだ。
基地からの発進
帰りはまさに、基地からの発進のようになる。 せっかくなので頭の中でそれっぽい音楽を鳴らして、秘密基地からの発進を満喫したいと思う。
本物の秘密基地には、 こんな笑顔のおじさんはいないと思うが。